面接時にその場で採用と伝えられたら?基本は「保留」一択

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面接時にその場で採用と伝えられたら?基本は「保留」一択

こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。

「面接時にその場で採用と伝えられた場合は、どう対応したらいいの?」

転職活動中であれば、このような疑問を持つこともあるかもしれません。

面接の結果は後日に知らされるのが一般的ですが、企業によっては面接時にその場で「あなたは採用です」と言い渡されることがあります。

採用の結果は嬉しいものの、「その場で採用を承諾してもよいのか?」「その場で内定を出す企業は危険なのではないか?」といった不安を感じてしまう方も多いかと思います。

果たして面接時にその場で採用と伝えられた場合は、どのように対応すればいいのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。

ユメガシラ
ユメガシラ

一応、私も転職歴は4回あり、さらに8年近く人事部として採用する側の実情も見てきましたので、多少の参考にはなるかと…。

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面接時にその場で採用と伝えられたら基本は「保留」一択

面接時にその場で採用と伝えられたら基本は「保留」一択

面接時にその場で採用と伝えられた場合の対応パターンとしては、大きく分けて以下の2つが挙げられます。

  • その場で承諾する
  • いったん保留する

どちらを選択するかは、その人の状況によって変わってくるとは思いますが、面接時にその場で採用と伝えられた場合は、いったん保留にすることを強くオススメします。

世間一般では「志望度の高い企業であれば、その場で承諾するのもアリ」といった意見もありますが、「全ていったん保留した方がいい」というのが私の見解です。

どういうことか、これから順を追ってご説明します。

面接時にその場で採用が決まるケース

面接時にその場で採用が決まるケース

人を採用するかどうかは、企業側にとっても重要な判断です。
それにもかかわらず、なぜ面接時にその場で採用が決まることがあるのでしょうか?

そこでまずは、面接時にその場で採用が決まるケースを見ていきましょう。

具体的には、以下の3つです。

  1. 面接をする前から内定がほぼ確定している
  2. 採用の最終決定権を持つ人物が同席している
  3. 緊急で人材を欲している

①面接をする前から内定がほぼ確定している

1つ目は、面接をする前から内定がほぼ確定しているケースです。

採用の可否は基本的に面接の中身をもとに判断されますが、場合によっては、面接前から内定がほぼ決まっているケースもあります。

◆面接をする前から内定がほぼ確定しているケースの例

  • これまでの選考における応募者の評価が非常に高く、既に採用基準に達しているケース
  • 最終面接が単なる「顔合わせの場」となっているケース

上記のようなケースは面接前から内定がほぼ決まっている可能性が高く、面接中に大きな問題がなければ、その場で採用を言い渡されることがあります。

②採用の最終決定権を持つ人物が同席している

2つ目は、採用の最終決定権を持つ人物が同席しているケースです。

企業が人を採用する場合は、基本的に社内の決裁が必要です。

しかし、面接に採用の最終決定権を持つ人物(社長や役員、人事部長など)が同席している場合には、その人が「問題なし」と言えば実質的に社内決裁が下りたのと同じであるため、その場で採用を言い渡されることがあります。

③緊急で人材を欲している

3つ目は、緊急で人材を欲しているケースです。

企業によっては何らかの事情により、緊急で人材を確保しなければならないこともあります。

◆緊急で人材を確保しなければならないケースの例

  • 前任者の退職日が迫っており、すぐに後任者を見つけて引き継ぎをしなければならないケース
  • 繁忙期が近いにもかかわらず、十分な人員を確保できていないケース
  • 新規プロジェクトの開始が直前に迫っているケース

上記のようなケースは一刻も早く人材を確保する必要があり、応募者に少しでも早く内定を承諾してもらいたいという意図から、その場で採用を言い渡されることがあります。

面接で採用を伝えられた際にその場で承諾することのリスク

その場で承諾することのリスク

前述の通り、面接時にその場で採用と伝えられた場合は、いったん保留にすることをオススメします。

それはなぜかと言うと、その場で採用を承諾することにはさまざまなリスクがあるからです。

そこで本章では、面接で採用を伝えられた際にその場で承諾することのリスクについて見ていきましょう。

具体的には、以下の3つです。

  1. 判断を誤るリスク
  2. ブラック企業に入社してしまうリスク
  3. 内定辞退がしづらくなるリスク

①判断を誤るリスク

1つ目のリスクは、判断を誤るリスクです。

転職は人生における重要なイベントの1つであり、内定を条諾すべきかどうかは本来、慎重かつ冷静な判断が必要です。

しかしながら、その場で採用を承諾するとなると、入社すべきかどうかを冷静に検討する時間がなくなるため、判断を誤るリスクも高まります。

◆検討不足が原因で判断を誤るケースの例

  • 他社との比較ができず、より好条件の企業への入社を逃す
  • 待遇を十分に確認しておらず、入社後に不満が生じる(土日休みと思っていたが、実際は隔週で土曜出勤があった)
  • 雇用条件を十分に確認しておらず、入社後にギャップが生じる(転勤なしと思っていたが、実際は転勤ありだった)
ユメガシラ
ユメガシラ

面接という緊張状態の中ではその場の空気に流されやすく、ふだんよりも冷静な判断がしづらくなるため、十分な注意が必要です。

②ブラック企業に入社してしまうリスク

2つ目のリスクは、ブラック企業に入社してしまうリスクです。

「面接時にその場で採用が決まる企業=危険な企業」とは限りませんが、中にはブラック企業も存在します。

例えば…、

  • 労働環境に大きな問題(長時間労働や低賃金など)がある
  • ハラスメントが横行している
  • 使い潰すことを前提で人を採用している

といった企業は、人材がなかなか集まらない上に離職率も高くなりやすく、応募者を逃さないためにその場で採用を言い渡している可能性があります。

過度に疑う必要はないものの、ブラック企業は採用までのプロセスが異常に短いこともあるため、やはり即断は避けた方が賢明です。

▼ブラック企業の兆候については、下記の記事をご参照ください。

③内定辞退がしづらくなるリスク

3つ目のリスクは、内定辞退がしづらくなるリスクです。

もちろん、その場で採用を承諾したとしても、後から内定を辞退をすることは可能です。

とはいえ、一度承諾をしている以上、内定を辞退するのは心理的ハードルが高くなります。

また、企業によっては考え直すよう説得されたり、辞退の理由をしつこく問い詰められたりすることもあるかもしれません。

このように、その場で採用を承諾してしまうと後から内定辞退がしづらくなるため、この点もリスクの1つとして認識しておく必要があります。

面接で採用を伝えられた際にいったん保留する場合のポイント

いったん保留する場合のポイント

面接時にその場で採用と伝えられた場合は、いったん保留にして慎重に検討するのが賢明ですが、回答を保留するのであれば、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

そこで本章では、面接時にその場で採用を伝えられた際にいったん保留する場合のポイントをご紹介します。

具体的には、以下の通りです。

  • 入社に前向きな姿勢を示す
  • 長期間の保留はなるべく避ける
  • 不明点はなるべくクリアにする

①入社に前向きな姿勢を示す

回答をいったん保留する場合は保留したい理由を伝える必要がありますが、その際は入社に前向きな姿勢を示すことがポイントです。

保留したい理由は正直に伝えても問題ありませんが、単に「検討する時間をください」とお願いするだけでは、企業側から入社意欲を疑われる可能性があります。

変な誤解を招かないためにも、回答を保留したい理由を説明する際は、前向きに検討したい旨もセットで伝えるようにしましょう。

◆具体的な伝え方の例

  • すぐにでもお返事をしたいところですが、他社の選考も進んでおりその結果も踏まえて慎重に判断したいため、少しお時間をいただければと思います。
  • ぜひ前向きに検討させていただきたいのですが、将来に大きく関わることなので、今後のキャリアを見据えた上で慎重に判断したく、回答まで少々お時間をいただけないでしょうか?

②長期間の保留はなるべく避ける

回答をいったん保留する場合は「いつまでに返答するか」もセットで伝える必要がありますが、長期間の保留はなるべく避けましょう。

相手を長く待たせるのは単純に迷惑となる他、場合によっては入社意欲を疑われる可能性があります。

回答の期日は3日前後、長くても1週間以内が基本です。

もし他社の選考状況との兼ね合いから、どうしても1週間以内の返答が難しい場合には、事情をしっかりと説明した上で企業側と交渉してみましょう。

たいていの企業はこちらの事情を考慮して、柔軟に対応してくれるハズです。

逆に、こちらの事情を無視して一方的に結論を迫ってきたり、内定を取り消すと脅してきたりする企業は要注意と言えます。

前述の通り、面接時にその場で採用が決まる企業の中にはブラック企業も存在するため、保留を依頼した時の企業側の反応にも注目してみましょう。

③不明点はなるべくクリアにする

回答を保留するのであれば、不明点はなるべくクリアにするようにしましょう。

回答を保留することの最大の目的は、入社すべきかどうかを慎重に判断するための時間を確保することです。

しかし、不明点を残したままでは適切な判断をするのが難しくなり、せっかく回答を保留した意味が薄れてしまいます。

納得のいく意思決定をするためにも、雇用条件などはしっかりと確認し、不明点がある場合は遠慮せずに質問するようにしましょう。

ユメガシラ
ユメガシラ

もし労働条件のすり合わせを行いたい場合は、オファー面談(内定者面談)の実施を依頼するのもオススメです。

▼オファー面談の注意点については、下記の記事をご参照ください。

まとめ:冷静かつ慎重に検討する時間を確保することが最優先

最後にまとめておきます。

  • 面接時にその場で採用と伝えられた場合は即決せずに、いったん保留にして慎重に検討した方がいい
  • 面接時にその場で採用が決まったからといって過度に警戒する必要はないものの、中にはブラック企業も存在する

◆いったん保留する場合のポイント

  • 入社に前向きな姿勢を示す
  • 長期間の保留はなるべく避ける
  • 不明点はなるべくクリアにする

繰り返しになりますが、面接時にその場で採用と伝えられた場合は、いったん保留にすることを強くオススメします。

内定を承諾するかどうかは重要な決断であり、その場で即決するのはリスクがあります。

面接時にその場で採用と伝えられた場合は、仮に第一志望であったとしてもいったん保留にして、冷静かつ慎重に検討する時間を確保するようにしましょう。

モブタロウ
モブタロウ

私はいつも面接官を激怒させてしまい、その場で不採用を言い渡されることが多いのですが、この場合はどうすればいいのでしょうか?

ユメガシラ
ユメガシラ

………。

以上、またお会いしましょう。

この記事を書いた人
夢頭(ユメガシラ)

◎2021年の夏にノープランで脱サラしました。
◎転職歴は4回あり、中小企業から上場企業、会計事務所や社労士法人など、さまざまな職場を渡り歩いてきました。
◎社労士・日商簿記(1・2級)・FP(2・3級)・第一種衛生管理者の資格を有しており、人事の経験も8年ほどあります。
◎読書好きで、年間50冊ほどの本を読んでいます。

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