こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「転職活動をこっそり進めていたが、在職中の職場にバレてしまった!」
在職中に転職活動を進めている方であれば、このような窮地に追い込まれることがあるかもしれません。
在職中に転職活動をしていることがバレてしまうと、基本的に立場は危うくなります。
職場によっては「裏切者」のように扱われ、場合によっては、不倫騒動を起こした有名人みたく晒し者にされるかもしれません(※かなり極端な例ですが…)。
とはいえ、退職を伝えてからの転職活動はリスクも伴いますし、そもそも貯金がない方であれば、在職中に転職活動を進めざるを得ないかと思います。
▼転職活動を在職中と退職後に始めた時のそれぞれのメリット・デメリットについては、下記の記事をご参照ください。
果たして転職活動をしていることが在職中の職場にバレてしまった時は、どうすればいいのでしょうか?
また、転職活動をバレないように進めるためには、どのような点に注意すべきなのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。

一応、私も転職歴は4回あり、転職活動がバレそうになった窮地も何度か経験しておりますので、多少の参考にはなるかと…。
在職中の職場に転職活動がバレてしまった時の対処法
ではさっそく、在職中の職場に転職活動がバレてしまった時の対処法を見ていきたいと思います。
開き直って条件交渉をしてみる
前述の通り、転職活動をしていることがバレてしまうと、基本的に立場は危うくなります。
であれば、いっそのこと開き直って条件交渉をしてみることをオススメします。
特に、転職を決意した理由が給料などの条件面に対する不満なのであれば、思い切って条件交渉をしてみるのです。
職場側としても、あなたに辞められると色々と不都合が生じるため、できれば辞めてほしくはないハズです。
場合によっては、話を聞いてくれるかもしれません。
一見ヤケクソな手段にも見えますが、バレた時点で既に窮地に追い込まれているので、思い切って開き直るのも1つの手です。
仮に交渉が成功したのであれば、そのまま現職に留まるという選択肢も取れます。
もちろん賛否両論あるとは思いますが、もしも転職理由が条件面での不満であるのであれば、いっそのこと開き直って交渉してみてはいかがでしょうか?

当然ですが、この手段が使えるのは1回のみです。
次回は使えませんので、ご注意ください…。
腹をくくって退職の意志を伝える
そもそも今の職場に残るつもりは一切なく、完全に転職の決意が固まっているのであれば、交渉も何もないと思います。
その場合は、腹をくくって退職の意志を伝えてしまいましょう。
もちろん、退職の意志を伝えた時点で後戻りはできなくなりますし、周りからは冷たい目で見られる可能性も高いでしょう。
ですが、それにより肩の荷が下りるというか、完全に転職モードに移行できます。
それに職場側も、辞める人間に新たな仕事を任せようとは思わないでしょう。
結果的に業務量が減って、転職活動に専念しやすくなるかもしれません。
退職の意志を伝えた時点で職場での居心地は悪くなるでしょうが、逆に踏ん切りがついたと前向きに捉えましょう。

ただし辞めるからといって、全ての責任から解放されるわけではありません。
後任者への引継ぎなどは、責任を持って行いましょう。
▼先に退職の意志を伝えてしまうことのメリットについては、下記の記事をご参照ください。
転職活動をバレないようにするための注意点
そもそもですが、転職活動をバレないようにするために、あらかじめ気を付けながら行動する必要があります。
もちろん完全に隠し通すのは難しいですが、気を付けるべきポイントをおさえておけば、バレる可能性は低くなるでしょう。
以下で、その注意点を見ていきたいと思います。
①職場の人間に口外しない
当然のことかもしれませんが、転職活動をしていることを職場の人間に口外してはいけません。
恐らくバレる原因は、断トツでコレでしょうから…。
「本当に仲の良い人だけであれば問題ないだろう」と思いがちですが、その油断が命取りになります。
いくら信頼できる人であっても、どこから漏れるのかはわかりません。
人を疑うわけではありませんが、基本的に職場の人間には口外すべきではないでしょう。

特にお酒の席ではつい口が滑ってしまうことが多いので、要注意です。
転職活動中は、飲む量を控えるなどの配慮が必要でしょう。
どうしても誰かに話したい時には、家族や学生時代の友人など、職場外の人間のみにしましょう。
大げさかもしれませんが、「職場の人間に喋った瞬間にゲームオーバー」くらいの気持ちを持った方がいいかと思います。
②職場内で転職活動をしない
これも当然のことですが、職場内で転職活動をしてはいけません。
「そんなヤツはいないだろう…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と徹底できていない人も多いです。
当然ながら、職場のPCや貸与携帯、コピー機などを使用するのは厳禁です。
誰にも見られていないとしても履歴は必ず残っており、システム担当者の手にかかれば、その履歴は簡単に洗い出されてしまいます。
面倒でも、必ず自分自身の端末を使用することを徹底しましょう。
また、転職活動をしていると、業務中に転職エージェントや応募先の採用担当者から電話がかかってくることがありますが、この場合も必ず職場外で通話するようにしましょう。
職場内ですと、どこで誰に通話内容を聞かれるのかはわかりません。
もちろん職場外であれば絶対に安全というわけではないでしょうが、少なくとも職場内よりは遥かに安全だと思います。

電話は無理に出ようとせず、後から折り返しでも問題ありません。
また、メールも即レスする必要はありません。
それよりも落ち着いた環境で、丁寧な対応をすることの方が大事です。
③服装には細心の注意を払う
面接にはスーツを着用することが多いと思いますが、転職活動中の服装には細心の注意を払う必要があります。
当然ですが、服装自由の職場でいきなりスーツ姿で出勤したら、違和感しかありません。
また、仮にふだんからスーツの職場であっても、クールビズ期間中にいきなりネクタイやジャケットを着用して出勤したら、目立って仕方ないでしょう。
たまに紙袋の中にスーツを隠し持っている方も見かけますが、周囲からは割とバレバレだったりします…。
やはり面倒でも、面接用のスーツは駅のコインロッカーなどを利用して、外で着替えるべきでしょう。

コインロッカー代も結構バカにはなりませんが…。

確かに痛い出費かもしれませんが、そこでケチってはいけません。
転職活動のための必要経費と割り切りましょう。
④有給休暇の申請理由は、「私用のため」で統一する
転職活動中は面接を受ける関係上、半休や中抜けで有給休暇を利用するケースも多くなるかと思います。
特に内勤がメインの方は、頻繁に半休や中抜けを行うと怪しまれる可能性は高いでしょう。
このようなケースにおいては、有給休暇の申請理由は、「私用のため」で統一することをオススメします。
申請時に変な嘘をついてしまうと、後でつじつまが合わなくなるケースも多いからです。
万が一、嘘が発覚してしまうと、一気に窮地に追い込まれてしまいます。
これは私の失敗談なのですが、半休や中抜けの理由を「通院のため」と嘘をついていたら、診断書を見せろと迫られたことがあります。
※その時は、何とかうやむやにして逃げることができましたが…。
有給休暇の申請理由については、本来必要のないものです。
よって、よほど業務に支障をきたす場面でなければ、基本的に「私用のため」という一言だけで問題ありません。
⑤「今後も職場にいる」というスタンスで業務に取り組む
転職活動を続けていくと徐々に自分の中での転職ムードが高まっていき、「いずれ今の職場とはおさらばするんだ」という認識になっていきます。
しかし当然のことながら、周りはあなたが転職活動をしていることを知らないので、今後もいるという認識で接してきます。
実はこの辺りの認識のギャップで、バレてしまうこともあるのです。

次のプロジェクトの担当は、君にお願いしたい!

いえ、その頃にはもう私はいないと思うので…。

ん?
今、なんつった?

あ…。
例えば、こんな感じで…。
確かに近いうちに辞めるつもりでいるにもかかわらず、新たな業務がどんどん降ってくると、「何で私が…」という気持ちになるでしょうが、それを態度に出してはいけません。
気持ちの切り替えはなかなか難しいでしょうが、業務中は「今後も職場にいる」というスタンスを取るようにしましょう。
⑥SNSで発信しない
また、転職活動をしていることを、TwitterやFacebookなどのSNSで発信しない方が賢明でしょう。
本名や顔写真を公開していなくても、SNSの拡散力を侮ってはいけません。
思わぬ経路から漏れてしまう危険性を秘めています。
どうしてもSNSで気持ちを吐き出したいのであれば、それ専用のアカウントを作成して、そこだけで発信するようにしましょう。

ただし、専用のアカウントでもバレる可能性は0ではありません。
基本的に、SNSでの発信は避けるべきでしょう。
⑦転職サイトでの登録は、必ずブロック設定を行う
最近はスカウト機能が充実しているので、転職サイトに登録する方も多いかと思います。
しかしながら、転職サイトには自分の職場が登録している可能性もあるため、サイト経由で転職活動がバレてしまうケースもあります。
そこで必要になってくるのが、ブロック設定です。
※ブロック設定とは、自分の履歴を見られたくない企業を設定してブロックする機能のことです。
最近は小さい企業でも、複数の転職サイトに登録しているケースが多いです。
よって、転職サイトに登録する場合には、必ずブロック設定を行っておきましょう。

なお、前職がある方は念のため、以前の職場もブロックしておきましょう。
まとめ:中途半端な覚悟では、いい転職はできない
最後にまとめておきます。
◆在職中の職場に転職活動がバレてしまった時の対処法
- 開き直って条件交渉をしてみる
- 腹をくくって退職の意志を伝える
◆転職活動をバレないようにするための注意点
- 職場の人間に口外しない
- 職場内で転職活動をしない
- 服装には細心の注意を払う
- 有給休暇の申請理由は、「私用のため」で統一する
- 「今後も職場にいる」というスタンスで業務に取り組む
- SNSで発信しない
- 転職サイトでの登録は、必ずブロック設定を行う
基本的に、転職活動を完全に隠し通すことは難しいかと思います。
勘のいい人には、多少なりとも違和感を察知されてしまいます。
やや極端かもしれませんが、転職活動を始めた瞬間に「いつバレてもおかしくない」くらいの覚悟を持った方がいいかと思います。
やはり中途半端な覚悟では、いい転職はできません。
転職にリスクは付きものです。
また、転職活動には想像以上のパワーが必要になります。
そのことを再認識した上で、粘り強く転職活動を続けていただきたいと思います。

私の現職(『自宅警備員』)は完全に私一人なので、堂々と転職活動をできます。
よって、私には心配無用ですね。

………。
以上、またお会いしましょう。