こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「テレワークって実際のところどうなの?」
テレワークが可能な職場への転職を検討しているのであれば、このようにお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
昨今はコロナの影響もあり、テレワーク制度を取り入れる企業は増加傾向にあります。
事実、テレワークを導入している企業の割合は、コロナ禍以降の令和2年は47.5%、令和3年は51.9%と急増しています(参照:総務省『令和3年通信利用動向調査の結果』)。
とはいえ、まだ半分近くの企業はテレワークに対応できていない状況です。
出社勤務しか経験したことがないのであれば、テレワークに対して疑問や不安を抱えている方も多いかと思います。
そこで今回は、テレワーク未経験の方に向けて、「テレワークのメリットとデメリット」をご紹介します。
テレワークが可能な職場への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
一応、私も最後の職場で実際にテレワークを経験しているため、多少の参考にはなるかと…。
テレワークとは?
本題に入る前に、テレワークの意味と、リモートワークや在宅勤務との違いについて見ていきましょう。
テレワークとは、オフィス(職場)から離れて働く勤務形態のことで、リモートワークと同義です。
在宅勤務はテレワークの一種で、就業場所が自宅に限定されています。
また、サテライトオフィスやコワーキングスペースのような施設を利用する働き方や、リゾートで行うワーケーションもテレワークの一種です。
よって、以上の点を整理すると、
- テレワーク=リモートワーク
- 在宅勤務、サテライト、コワーキング、ワーケーションはテレワークの一種
このようにまとめられます。
似たような言葉が多いため、これを機に一度整理しておきましょう。
※本記事では、「テレワーク」という文言で統一しています。
テレワークのメリット
それでは本題に戻って、まずはテレワークのメリットから見ていきましょう。
具体的には、以下の3つが挙げられます。
- 通勤する必要がなくなる
- 人間関係のストレスが減る
- 家事や育児・介護と両立しやすい
①通勤する必要がなくなる
やはりテレワークの最大のメリットは、通勤する必要がなくなることでしょう。
テレワークであれば、朝の通勤ラッシュや夕方の帰宅ラッシュに巻き込まれることはありません。
加えて、通勤時間がそのまま削減できるため、仮に片道1時間かけて通勤している人であれば、1日あたり2時間の時間が浮く計算になります。
このように、テレワークであれば満員電車のストレスがなくなる上に、通勤時間も削減できるため、自分の時間を増やすことができるでしょう。
テレワークであれば、朝活もしやすくなります。
あなたはテレワークであっても、全く朝活ができていなかったような気がしますが?
②人間関係のストレスが減る
また、テレワークは人と接する機会が減るぶん、人間関係のストレスが減少します。
基本的にテレワークは、一人きりの環境で仕事を進めます。
もちろん、オンライン会議や電話・メールでのやり取りは頻繁に発生するため、完全に一人きりというわけではありません。
とはいえ、テレワークは出社勤務に比べて、職場の人間と顔を合わせる機会は明らかに減少するため、ストレスを受ける機会も減少するでしょう。
テレワークであれば、職場内のキーボードを強打する人間や、怒声を上げる人間にいちいち悩まされることもなく、人間関係のストレス減少に期待できます。
③家事や育児・介護と両立しやすい
さらに、テレワークであれば場所を選ばずに仕事ができるため、家事や育児・介護との両立もしやすくなります。
もちろんテレワーク中は勤務時間であるため、家事や育児・介護に専念するわけにはいきませんが、ちょっとした雑用で席を外したり中抜けしたりすることは可能です。
少なくとも、出社勤務の時に比べて、体力的・精神的な負担は軽くなるハズです。
特に、これまで自宅を長時間空けられずに働くことを諦めていた方にとっては、大きなメリットになるでしょう。
テレワークであれば、平日でも宅配物の受け取りが可能です。
ピザも頼み放題ですね。
テレワークのデメリット
続いて、テレワークのデメリットについても見ていきましょう。
具体的には、以下の4つが挙げられます。
- コミュニケーションを取るのが難しい
- 仕事に集中するのが難しい
- 細かく管理される可能性がある
- オン・オフの切替が難しい
①コミュニケーションを取るのが難しい
前述の通り、テレワークは基本的に一人きりの環境で仕事を進めることになるため、周りとのコミュニケーションを取るのが難しいというデメリットが存在します。
もちろん、オンライン会議や電話・メールでいつでもコミュニケーションは取れますが、面と向かって話さないと、物事が正しく伝わらないケースは往々にしてあります。
その結果、思わぬすれ違いが生じてしまい、大きなミスに繋がることも珍しくはありません。
特に、メールは相手の温度感をつかみづらいため、要注意です。
メールだけだと、冗談半分で言っているのか本気で怒っているのか、判断に困ることがよくあります…。
日頃からしょっちゅう怒られているあなたにとっては、致命的ですね。
また、コミュニケーションを取るのが難しいことに付随して、テレワークでは孤独を感じやすくなるというデメリットも存在します。
オフィス勤務であれば、ちょっとした雑談やランチなどで親睦を深めることができますが、テレワークではそれができません。
基本的にテレワークは、業務で関わりがある人以外とのコミュニケーションの機会が皆無になるため、そのことに寂しさを感じてしまう人も多いようです。
②仕事に集中するのが難しい
テレワークでは自宅を仕事場にするケースが圧倒的に多いでしょうが、自宅であるとついついダラけてしまい、仕事に集中するのが難しいというデメリットもあります。
特に、結婚してお子さんがいる家庭などでは、この問題はさらに深刻でしょう。
自分だけの書斎があればいいですが、そういった一人で集中できる場所がないと、業務に大きな支障をきたす可能性もあります。
※私の周りでも、たまに車の中でテレワークをしている人がいました…。
そのようなケースにおいては、喫茶店やコワーキングスペースで仕事をすることも視野に入れた方がいいかもしれません。
ただし、それらの費用は基本的に自腹になるため、注意が必要です。
中にはテレワーク手当を支給してくれる企業もあるため、転職する際はその辺りの福利厚生にも着目してみましょう。
▼テレワークでだらけないための対策については、下記の記事をご参照ください。
③細かく管理される可能性がある
テレワークはオフィス勤務と違い、常に顔を合わせて仕事をするわけではないため、サボろうと思えば簡単にサボることができます。
そのため、職場によっては細かく管理される可能性があります。
例えば、数時間ごとに業務日報の提出を求められる、あるいは、業務の開始時と終了時にいちいち上司に電話することを強制される…などなど。
このように、テレワーク時はオフィス勤務の時以上に管理の目が厳しくなる職場も存在するため、かえって仕事しづらくなったと感じる人も多いようです。
④オン・オフの切替が難しい
テレワークは自宅が作業場になるケースが多いため、オン・オフの切替が難しくなるというデメリットも存在します。
以前の出社勤務であれば、自宅に帰ればリラックスできた方も多いかと思います。
しかしながら、テレワークは自宅が仕事場でもあるため、テレワークが始まってからは自宅でリラックスできなくなる人も増えているようです。
テレワークではパソコンを開けばいつでも仕事ができるため、勤務終了後や休日であっても、ついついメールチェック等をしてしまいがちです。
特に真面目な人ほど、オン・オフの切替が難しくなるため、注意が必要です。
テレワークと出社勤務の併用を認めている企業が理想的
さて、このようにテレワークにはメリットとデメリットの両方が存在し、テレワークが向いているかどうかは、人によって異なるでしょう。
そこで、もしテレワークが可能な職場への転職を検討しているのであれば、個人的にオススメなのが、テレワークと出社勤務の併用が認められている企業です。
具体的には、日によってテレワークか出社勤務かを自由に選べるような職場です。
例えば、「今日は重要な会議があるから、出社勤務にしよう」「今日は何もアポがないから、テレワークにしよう」みたいな感じで、各人の裁量によって自由に選ぶことが許されている職場環境です。
職種によっては、完全にテレワークに移行するのが難しい業務もあります。
そのため、テレワークと出社勤務の併用を認めている企業は少なくありません。
定期的に出社して職場の人間と会うようにすれば、コミュニケーション不足による業務上のミスも防げる上に、孤独感もだいぶ和らぐでしょう。
このように、テレワークは出社勤務とうまく併用することで、欠点を補うことができるため、テレワークと出社勤務の併用が認められている企業はオススメと言えます。
まとめ:柔軟な働き方への対応が重要
最後にまとめておきます。
◆テレワークのメリット
- 通勤する必要がなくなる
- 人間関係のストレスが減る
- 家事や育児・介護と両立しやすい
◆テレワークのデメリット
- コミュニケーションを取るのが難しい
- 仕事に集中するのが難しい
- 細かく管理される可能性がある
- オン・オフの切替が難しい
もちろん上記は代用的な例であり、他にも細かいメリット・デメリットは数多く存在するでしょう。(例えば、テレワークだと太るなど…)。
テレワークを導入する企業は、今後さらに増えていくことが予測されます。
これからは時代の変化に合わせて、柔軟な働き方への対応がより重要になってくるでしょう。
私の現職(『自宅警備員』)は職場がもともと自宅なため、テレワークが始まっても特に問題はなさそうですね。
………。
以上、またお会いしましょう。