管理職への昇進を打診されたら?確認項目と要注意なケースを解説

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管理職への昇進を打診されたら?確認項目と要注意なケースを解説

こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。

「管理職への昇進を打診されたんだけど、どうも気が進まない…」

企業に勤めていると、このような悩みを持つこともあるかもしれません。

管理職への打診は、自身の能力や実績が評価された証でもあります。

とはいえ、管理職になれば、「責任が重くなりそう」「上司と部下の板挟みになりそう」「自分のやりたい仕事ができなくなりそう」といった、不安や迷いもあるかと思います。

そこで今回は、そんな方のために『管理職への昇進を打診された時に確認したい項目』を4つご紹介します。
管理職への昇進を打診されてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

ユメガシラ
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一応、私も転職歴は4回あり、個人事務所や中小企業・東証一部上場企業などのさまざまな職場を経験してきましたので、多少の参考にはなるかと…。

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世間一般の管理職への意欲

世間一般の管理職への意欲

本題に入る前に、世間一般の管理職への意欲について見ておきましょう。

マンパワーグループが役職に就いていない正社員20代~50代の男女400名を対象に、「今後、管理職になりたいか?」というアンケート調査を実施したところ、「管理職になりたくない」の回答が全体の『83%』いう結果が出ています。

◆管理職になりたくないと回答した人の割合(年代別)

年代管理職になりたくない
と回答した人の割合
20代72%
30代77%
40代90%
50代93%
全体83%
参照:マンパワーグループ『8割超の一般社員が「管理職になりたくない」と回答。その理由とは?』

このように、管理職への昇進について、世間一般では消極的な姿勢の人が多い傾向にあります。

特に年代が高くなるにつれてこの傾向は強くなり、「管理職になるなら40代まで」と考える人が多いようです。

管理職への昇進を打診された際に確認したい項目

管理職への昇進を打診された際に確認したい項目

それでは本題に戻って、『管理職への昇進の打診された際に確認したい項目』を見ていきましょう。

具体的には、以下の4つです。

  1. 自分自身の管理職の適性
  2. 自分が就く管理職のタイプ
  3. 待遇の変化
  4. 社内のキャリアパス

①自分自身の管理職の適性

1つ目は、「自分自身の管理職の適性」です。

当然と言えば当然かもしれませんが、管理職への昇進を打診されたのであれば、そもそも自分の性格や志向が管理職に向いているかどうかを確認しておきましょう。

管理職に向いているかどうかは、実際にやってみないとわからない部分も多いでしょうが、事前に自分自身の適性を確認しておけば、大きな後悔をする可能性もある程度は抑えることができます。

◆管理職の適性を判断する際のポイント例

  • コミュニケーション能力:経営層や部下と円滑にやりとりができるか?
  • 他人やチームへの関心度:自分の成長や成功よりも、他人の成長やチーム全体の成功に喜びを感じられるか?
  • ストレス耐性:責任ある立場や全体をまとめる立場になることのプレッシャーに耐えられるか?
  • 感情管理能力:自らの感情をコントロールして、常に冷静な判断ができるか?

最初から「自分に管理職は無理だ」と思い込むことはせず、一度自分自身を見つめ直してみて、管理職の適性を確認しておくことをオススメします。

ユメガシラ
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仮に管理職の適性がなかったとしても、他に活躍できる場は数多くあるため、特に落ち込む必要はありません。

②自分が就く管理職のタイプ

2つ目は、「自分が就く管理職のタイプ」です。

一口に管理職と言っても、企業によって役割や業務の範囲は大きく異なります。
そのため、自分が就く予定の管理職がどのようなタイプなのか、事前の確認が必要です。

◆マネージャーの主な種類

  • 純粋なマネージャー:基本的にマネジメントに徹し、現場の業務は行わない
  • プレイングマネージャー:プレイヤーとして現場の業務を行いながら、チームの管理も行う
  • プロジェクトマネージャー:プロジェクト全体の進行と管理を行う(※プロジェクトが終了すれば、基本的にマネージャーとしての役割も終える)

例えば、今後も現場で実務を担当したいと考えている人であれば、マネジメントに徹する純粋なマネージャーは不向きと言えますが、プレイヤーとしての役割も果たすプレイングマネージャーであれば向いているかもしれません。

また、プロジェクトマネージャーの場合は、管理職を務めるのは基本的にプロジェクト期間中限定であるため、一時的なものと割り切れば良い経験になるかもしれません。

このように、自分が就く予定の管理職はどのタイプなのかを見極めることで、より適切な判断ができるようになります。

③待遇の変化

3つ目は、「待遇の変化」です。

管理職は責任が大きくなる分、一般職よりに比べて待遇は良くなるのが一般的です。

ただ、場合によっては、責任の重さと待遇が見合っていないこともあります。

管理職になった後に「こんなハズじゃなかった…」といった後悔しないためにも、事前に待遇面の確認をしておきましょう。

◆待遇を確認する際の着眼点の例

  • 管理職手当の金額:管理職は残業代が支給されないため、その分の金額が手当に反映されているか?
  • 基本給:基本給は上昇するか?
  • ボーナス:一般職よりも上乗せが期待できるか?

④社内のキャリアパス

4つ目は、「社内のキャリアパス」です。

管理職への昇進は業務命令の一種であるため、拒否できないのが原則です。

しかし、企業によっては、特別な理由がなくても管理職の昇進を断ることができるケースもあります。

もちろん、一度断ると評価が下がり、今後のキャリアに悪影響を及ぼす可能性がありますが、それでも構わないというのであれば、無理に管理職になる必要はないと言えます。

近年は価値観も多様化しており、成功の形も人それぞれです。

管理職の昇進を断ったからといって、将来が閉ざされるといったことはないため、この辺りは自分の価値観と照らし合わせながら検討することをオススメします。

ユメガシラ
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もし、社内に技術職や専門職としての昇進ルートがある場合には、それらを目指すのも1つの選択肢です。

管理職への打診で注意が必要なケース

管理職への打診で注意が必要なケース

管理職への打診は自身の働きぶりが認められた証でもありますが、気を付けるべきケースもいくつかあります。

そこで本章では、管理職への打診で注意が必要なケースをご紹介します。

具体的には、以下の2つです。

  1. 名ばかり管理職の疑いがあるケース
  2. 退職者の続出によって管理職への昇進を打診されたケース

①名ばかり管理職の疑いがあるケース

管理職への昇進を打診されたとしても、名ばかり管理職の疑いがあるケースは注意が必要です。

名ばかり管理職とは、管理職という肩書は与えられているものの、管理職に見合った権限や報酬が与えられていない従業員のことです。

法律上、管理職には残業代を支給しなくてもいいとされているため、企業によっては残業代の支給を免れるために、一般従業員を名ばかり管理職にすることがあります。

名ばかり管理職になってしまうと、残業代が支給されないことで以前よりも年収が下がるだけでなく、今まで以上に過酷な残業を強いられる可能性もあります…。

うっかり名ばかり管理職になってしまわないよう、管理職になった後の待遇や業務内容などはしっかりと確認しておきましょう。

②退職者の続出によって管理職への昇進を打診されたケース

管理職への昇進を打診されたとしても、それが退職者の続出が理由と思われる打診であれば、注意が必要です。

そういったケースは、いわゆる「穴埋め的な昇進」の可能性が高いと言えます。

退職者の穴を埋めるための昇進では、本人の適性や希望は配慮されていないケースがほとんどです。

さらに、退職者が続出しているのには、労働環境や人間関係の悪化、業績不振などの問題が潜んでいることもあるため、そういった状況で安易に管理職に就いてしまうと、非常に大きな負荷がかかる可能性があります…。

そういった事態を避けるためにも、退職者の情報は人事異動の内容を通じてキャッチしておき、穴埋め的な昇進打診でないか慎重な判断が必要です。

ユメガシラ
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また、穴埋め的な昇進打診では、「期待しているから」といった言葉で強引に説得されることもあるため、勢いに押されてその場で承諾してしまわないよう注意しましょう。

まとめ:管理職への昇進を打診されたら慎重な判断が必要

最後にまとめておきます。

◆管理職への昇進の打診された際に確認したい項目

  1. 自分自身の管理職の適性
  2. 自分が就く管理職のタイプ
  3. 待遇の変化
  4. 社内のキャリアパス

◆管理職への打診で注意が必要なケース

  1. 名ばかり管理職の疑いがあるケース
  2. 退職者の続出によって管理職への昇進を打診されたケース

管理職にも向き不向きがあります。

別に、「管理職になれる人=仕事ができる人」「管理職になれない人=仕事ができない人」というわけではないため、その点は勘違いしないようにしましょう。

いずれにせよ、管理職への昇進を打診されたら慎重な判断が必要です。

決して焦らず、今の自分にとってベストの選択を見極めるようにしましょう。

以上、またお会いしましょう。

この記事を書いた人
夢頭(ユメガシラ)

◎2021年の夏にノープランで脱サラしました。
◎転職歴は4回あり、中小企業から上場企業、会計事務所や社労士法人など、さまざまな職場を渡り歩いてきました。
◎社労士・日商簿記(1・2級)・FP(2・3級)・第一種衛生管理者の資格を有しており、人事の経験も8年ほどあります。
◎読書好きで、年間50冊ほどの本を読んでいます。

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