こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「このご時世において、飲みにケーションは完全に不要なのでは?」
社会人として働いていると、このような疑問を抱く方もいらっしゃるかと思います。
飲みニケーションとは、「飲み会」と「コミュニケーション」を組み合わせた造語で、お酒を飲みながら職場の上司や同僚などと親睦を深める習慣のことです。
近年はテレワークの普及もあり、職場におけるコミュニケーションの方法は大きく変わりました。
さらにはコロナの影響やコンプライアンス遵守の観点から、飲み会自体が多くの職場で激減しています。
このような状況においては、もはや飲み会を通じたコミュニケーションは完全に時代遅れであり、今の時代には不要と言えるかもしれません。
果たして飲みニケーションは、完全に不要なのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
一応、私も転職歴は4回あり、個人事務所や中小企業・東証一部上場企業などのさまざまな職場を経験してきましたので、多少の参考にはなるかと…。
飲みニケーションは完全に不要とは言えない
さて、さっそく私なりの見解を申し上げますと、
「飲みニケーションは完全に不要とは言えない」
です。
というのも、飲みニケーションにも一定のメリットがあり、そうしたメリットに目を向けずに完全に不要と言い切ってしまうのは、やや早計とも言えるからです。
どういうことか、これから順を追ってご説明します。
飲みニケーションは完全に不要とは言えない理由
ではなぜ、飲みニケーションは完全に不要とは言えないのでしょうか?
理由としては、以下の3つが挙げられます。
- 飲み会を通じて信頼関係が生まれることもあるから
- 普段は接点のない人や話しかけづらい人とも話せるから
- 聞き役に徹するスキルを磨けるから
①飲み会を通じて信頼関係が生まれることもあるから
まず挙げられる理由は、飲み会を通じて信頼関係が生まれることもあるからです。
もちろん職場における信頼関係は、日々の仕事ぶりや仕事に対する姿勢などを通じて構築するのが基本ではあります。
とはいえ、信頼関係というものは、仕事とは関係ない雑談を通じて生まれることがあるのも事実です。
例えば、共通の趣味があったり、実は出身地や出身校が同じであったり…。
こういった些細なところから、妙な信頼関係が生まれることは実際少なくありません。
そして、この妙な信頼関係は「損得勘定なしの信頼関係」に繋がることもあり、そういった関係を持っている人間は、トラブル発生時や困った時に助けてくれることもあるのです。
実際、私もピンチの時に、飲みニケーションを通じて仲良くなった人から助けてもらったことが何度かあります。
②普段は接点のない人や話しかけづらい人とも話せるから
2つ目の理由は、飲み会では普段は接点のない人や話しかけづらい人とも話せるからです。
飲み会の場では、お酒が入ることで普段よりリラックスした状態になり、交流を深めやすくなります。
また、業務中は何かと慌ただしくてなかなか落ち着いて話せる状況がなかったり、忙しそうで話しかけるタイミングを計りづらかったりするものです。
その点、飲み会であれば業務時間外であるため、普段は接点のない人や話しかけづらい人ともじっくりと話すことができます。
話してみたら「実は良い人だった」「実は面白い人だった」というケースも少なくなく、飲みニケーションを通じて交流の輪が広がることは意外と多いのです。
また、お酒が入ることで普段はあまり話題にならないようなことが聞けることもあり、飲みニケーションには情報収集として役立つ側面もあります。
③聞き役に徹するスキルを磨けるから
3つ目の理由は、聞き役に徹するスキルを磨けるからです。
「上司・同僚の自慢話や武勇伝を聞くのが面倒くさい」という理由で、飲みニケーションを嫌っている人も多いかと思います。
ただ、こういった自慢話や武勇伝については、ただ単に聞くだけでも、意外と自分に対する評価や好感度が上がるものです。
もちろん、相手の自慢話や武勇伝に対して、真剣に耳を傾ける必要はありません。
相手の内容に合わせて適度に話を膨らませていけば、それでいいのです。
例えば、
- 「その後はどうなったのですか?」
- 「当時の心境はどうでしたか?」
- 「周囲の反応はどうでしたか?」
といった感じで、うまく聞き役に徹しましょう。
聞き役に徹するスキルはビジネスに限らず、さまざまな場面で役立つハズです。
「飲み会は聞き役に徹するスキルを磨くのに絶好の機会」と捉えれば、飲みにケーションにもそれなりにメリットがあると言えるのではないでしょうか?
飲みニケーションに対する世間一般の声
ところで、飲みニケーションの必要性に関して、世間一般の声はどうなっているのでしょうか?
日本生命が11,377名を対象に実施したインターネットアンケートによると、飲みニケーションは必要との回答が『43.5%』、不要との回答が『56.4%』という結果となっており、やはり不要と考える人の方が多いようです。
◆職場における飲みニケーションの必要性に関するアンケート結果
ただ、興味深いのが、20代における飲みニケーションが必要との回答が44.3%を占めていることです。
若い世代は「飲みニケーションは不要」と考えている人が多いイメージでしたが、飲みニケーションに対して一定のメリットを感じている人は案外多いのかもしれません。
飲みニケーションを取る際のポイント
飲みニケーションには一定のメリットがあるとはいえ、お酒が入る以上、押さえておきたいポイントもいくつかあります。
そこで本章では、飲みニケーションを取る際のポイントをご紹介します。
具体的には、以下の通りです。
- 飲み会では自分のペースを守る
- 気の進まない飲み会は無理に参加しない
飲み会では自分のペースを守る
飲みニケーションには一定のメリットがあるとはいえ、飲み会はやはり気を遣ったり翌朝に影響したりするため、飲み会では自分のペースを守ることが重要です。
途中で酔いつぶれるのは論外として、雰囲気にのまれてお酒のペースが早くなってしまうと、酔いが回って話に参加できなくなる可能性があります。
そうなってしまっては、飲みニケーションの恩恵を受けられず、せっかくプライベートの時間を犠牲にしてまで参加した意味がなくなってしまいます。
飲み会に参加するのであれば、自分のペースはしっかりと守るようにしましょう。
気の進まない飲み会は無理に参加しない
いくら飲みニケーションにはメリットがあるとはいえ、気の進まない飲み会については無理に参加する必要はないと言えます。
例えば、どうしても嫌いな人や酒癖が悪い人がいたり、翌日に大事な仕事や用事があったりする場合には、無理して参加する必要はありません。
この辺りは各自の判断で、臨機応変に立ち回っていくことをオススメします。
まとめ:飲みニケーションにも一定のメリットがある
最後にまとめておきます。
◆飲みニケーションは完全に不要とは言えない理由
- 飲み会を通じて信頼関係が生まれることもあるから
- 普段は接点のない人や話しかけづらい人とも話せるから
- 聞き役に徹するスキルを磨けるから
確かに飲みニケーションは、このご時世においては時代遅れなのかもしれません。
ただ、飲みニケーションにはそれなりのメリットもあることから、「飲みニケーションは完全に不要とは言えない」というのが、私個人の見解です。
もちろん無理に飲みニケーションを取る必要はありませんが、完全に不要とは決め付けずに、状況に応じて飲み会に参加してみてもいいのではないでしょうか?
私は積極的に飲みニケーションを取りたい派なのですが、私の現職の『自宅警備員』は完全に一人の仕事なので、一緒に飲みに行く相手がいません。
この場合は、どうすればいいのでしょうか?
………。
以上、またお会いしましょう。