こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「面接時間が異様に短かったんだけど、これって不採用のサイン?」
転職活動中であれば、このような不安を抱く方も多いかと思います。
面接時間の一般的な長さは30分から1時間前後と言われていますが、これはあくまで平均値です。
面接時間は企業によってさまざまなため、そもそも短いor長いの判断も主観的な要素が強いと言えます。
とはいえ、面接は応募者の適性を見極める重要な場であるにもかかわらず、あまりに短い時間で終わってしまうと、「不採用なのかな?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
果たして面接時間が短い場合は、不採用濃厚なのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
一応、私も転職歴は4回あり、さらに8年近く人事部として採用する側の実情も見てきましたので、多少の参考にはなるかと…。
面接時間が短くても不採用濃厚ではない
さて、さっそく私なりの結論を申し上げますと、
「面接時間が短くても不採用濃厚ではない」
です。
確かに不採用であることが原因で、面接時間が短くなるケースもあります。
不採用が決まっているor決まった人間に対して、面接官もあまり時間を費やしたくないでしょうから、結果的に面接が短くなることもあるかと思います。
しかしながら、面接時間が短いというだけで不採用と諦めてしまうのは早計です。
というのも、そもそも面接時間は合否に関係がないからです。
どういうことか、これから順を追ってご説明します。
面接時間が短くても不採用濃厚ではない理由
ではなぜ、面接時間が短くても不採用濃厚ではないのでしょうか?
理由としては、以下の3つが挙げられます。
- 採用担当者(面接官)が忙しかっただけだから
- 書類選考で採用がある程度決まっていたから
- もともと面接時間が短く設定されていたから
①採用担当者(面接官)が忙しかっただけだから
いちばん考えられる理由は、これかと思います。
採用担当者や面接官が忙しいと、どうしても面接時間は短くなるものです。
職場によりけりだとは思いますが、基本的に採用担当者は超多忙です。
また、面接官が現場の社員であった場合も、その社員はメインの業務の合間を縫って面接をしているため、じっくりと時間をかけられないケースもあるでしょう。
このように、採用担当者や面接官が忙しいことが理由で、面接時間が短くなることは珍しくありません。
であれば、面接時間が短くても、一概に不採用濃厚とは言い切れないでしょう。
特に複数名採用のケースや、転職市場が活発になる時期(3月や12月など)のケースでは、面接時間が短くなる可能性は高いでしょう。
②書類選考で採用がある程度決まっていたから
また、書類選考で採用がある程度決まっていた場合にも、面接時間が短くなることがあります。
書類選考の段階でスキルや経験等の条件を満たしているケースにおいては、面接では顔合わせ的な意味合いが強くなり、結果的に面接時間が短くなることもあり得るでしょう。
具体的には、面接において「応募書類に書かれていた経歴やスキルに嘘や偽りはないか?」「最低限の常識やマナーはあるか?」といった部分だけを確認され、特に問題なければ採用という流れです。
特に、志望動機や熱意よりもスキルが重視される技術職などでは、このようなケースが多くなります。
以上の点から、面接があっさり終わったとしても、一概に不採用濃厚とは言い切れないでしょう。
最終面接も社長や役員との顔合わせ的な意味合いが強い場合には、あっさりと終わることがよくあります。
③もともと面接時間が短く設定されていたから
さらに、もともと面接時間が短く設定されていた場合にも、当然ながら面接時間は短くなります。
前述の通り、面接時間は企業によってさまざまであり、中には面接に時間をかけるのを良しとしない企業も存在します。
そのため、仮に面接が短かったとしても、自分がそう感じているだけであって、面接官は十分な面接ができたと思っている可能性があります。
企業の面接に関する方針などはこちらで把握しようがないですし、どうすることもできません。
であれば、面接時間が短くても、あまり気にする必要はないでしょう。
面接を無理に引き延ばそうとするのはNG
では、もし実際の面接で面接時間が短いと感じた場合には、どうすればいいのでしょうか?
例えば、自分が想定したよりも早く「本日の面接は以上です」「最後に質問はありますか?」という風に、面接官から終了を告げられた場合などです。
この場合ですが、結論から申し上げますと、特に何もする必要はありません。
むしろ、面接を無理に引き延ばそうとするのはNGであるため、やめておきましょう。
前述の通り、面接時間は合否に関係がないケースがほとんどです。
面接官が忙しかったり、採用が決まっていたりすることが理由で面接時間が短くなっているのに、無理に面接を引き延ばしてしまっては、かえって逆効果です。
やはり、面接は相手の流れに従うのが鉄則と言えます。
面接時間が短いと不完全燃焼な気持ちになるかもしれませんが、そこは素直に受け入れておいた方が無難です。
まとめ:面接時間の長さは特に気にしないのが賢明
最後にまとめておきます。
- 基本的に面接時間は合否とは関係ない
- 採用担当者(面接官)が忙しかったり、書類選考で採用がある程度決まっていたりすれば、面接時間が短くなることもある
- 面接時間が短いと感じても、無理に面接を引き延ばそうとするのはNGである
もちろん、面接官から早々に見切りをつけられて(不採用が決まって)、面接時間が短くなるケースもあるでしょう。
しかしながら、実際にはさまざまな理由によって面接時間が短くなることがあるため、結果を見る前に不採用と諦めてしまうのは早計です。
面接時間が短くなる理由はこちらで判断できませんし、そもそも知る必要もありません。
やはり、面接時間は合否とは関係ないと割り切って、特に気にしないのが賢明と言えるでしょう。
私は面接中に居眠りをしてしまい、3分で終わりを告げられてしまいました。
この場合も、希望はあるのでしょうか?
………。
以上、またお会いしましょう。