こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「隠れ優良企業はどうやって探せばいいの?」
転職活動中であれば、このような疑問を抱く方も多いかと思います。
せっかく転職するのであれば、なるべく優良企業に入社したいところではありますが、優良企業は人気が高く競争が激しくなりがちです。
そこで注目したいのが、「隠れ優良企業」です。
隠れ優良企業とはその名の通り、隠れた(あまり世間に認知されていない)優良企業のことを指すため、一般的な優良企業ほど競争率が高くなることは基本的にありません。
とはいえ、隠れという言葉がついている以上、通常の探し方では隠れ優良企業はなかなか見つけられないのも事実です。
果たして、隠れ優良企業はどうやって探せばいいのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
一応、私も転職歴は4回あり、個人事務所や中小・上場企業などのさまざまな職場を転々としてきたので、多少の参考にはなるかと…。
ネットの検索でヒットするのは真の隠れ優良企業ではない
本題に入る前に、1つ注意点があります。
それは…、
「ネットの検索でヒットするものは、真の隠れ優良企業ではない」
ということです。
隠れ優良企業を探している人は、恐らく高確率でネットで「隠れ優良企業」と検索するハズです。
そのような状況において、検索結果にヒットする隠れ優良企業の情報は、果たして「隠れ」と言えるのでしょうか?
もちろん、絶対に隠れではないとは言い切れませんが、「ネット検索でヒットする情報は他のライバルが既にチェック済みである可能性が高い」と認識しておいた方がいいでしょう。
真の隠れ優良企業の探し方4選
隠れ優良企業はネット検索では見つからないのであれば、どうやって探していけばいいのでしょうか?
そこで本章では、真の隠れ優良企業の探し方をご紹介します。
具体的には、以下の4つです。
- BtoB企業に的を絞る
- 地域密着型の企業に的を絞る
- 大企業や有名企業の子会社に的を絞る
- 特化型の転職サービスを活用する
①BtoB企業に的を絞る
隠れ優良企業を探す1つ目の方法は、BtoB企業に的を絞る方法です。
BtoB(Business to Business)企業とは、企業同士のビジネスをメインに行っている企業のことです。
企業同士のビジネスは一件当たりの取引が高額で、一度取引が成立すると長期にわたって発注が継続しやすいという特徴があります。
そのため、BtoB企業は経営が安定しやすく、労働環境が整っている優良企業が多い傾向にあります。
また、BtoB企業は一般消費者との接点が少ないため、世間一般の認知度はそれほど高くありません。
以上のような背景から、BtoB企業には隠れ優良企業が多く、狙い目と言えます。
②地域密着型の企業に的を絞る
隠れ優良企業を探す2つ目の方法は、地域密着型の企業に的を絞る方法です。
地域密着型の企業は、地域の実情に合わせたサービスを提供していることから、顧客基盤が強固で事業が成熟しているところが多いという特徴があります。
そのため、地域密着型の企業は経営が安定しやすく、収益をしっかりと従業員に還元する優良企業が多い傾向にあります。
地域密着型の企業は全国展開している企業に比べて、世間一般の認知度はそれほど高くありません。
以上のような背景から、地域密着型の企業にも隠れ優良企業が多く、狙い目と言えます。
地域密着型であれば転勤の可能性がほとんどないため、その点もメリットと言えるでしょう。
③大企業や有名企業の子会社に的を絞る
隠れ優良企業を探す3つ目の方法は、大企業や有名企業の子会社に的を絞る方法です。
大企業や有名企業の子会社は、世間一般からはあまり認知されていないものの、条件面は親会社に近いケースが意外と多くあります。
職場の雰囲気も割とのんびりとしたところが多いため、バリバリ出世したいという人でなければ、大企業や有名企業の子会社を狙ってみるのもいいでしょう。
④特化型の転職サービスを活用する
隠れ優良企業を探す4つ目の方法は、特化型の転職サービスを活用する方法です。
特化型転職エージェントとは、特定の業界や職種に特化した転職エージェントのことです。
特化型転職エージェントでは、大手の『リクルートエージェント』や『doda』などでは掲載されていない求人を取り扱っていることがあります。
そのため、特化型転職エージェントを活用することで、思わぬ隠れ優良企業が見つかる可能性もあります。
ただ、特化型転職エージェントは大手の転職エージェントに比べて求人数が少ないため、大手と併用することをオススメします。
隠れ優良企業を狙う際の注意点
隠れ優良企業への転職を狙うのであれば、気を付けるべき点がいくつかあります。
そこで本章では、隠れ優良企業を狙う際の注意点をご紹介します。
具体的には、以下の通りです。
- 自分なりの優良企業の基準を明確にしておく
- 実際に入社するかどうかは慎重に判断する
自分なりの優良企業の基準を明確にしておく
優良企業については、そもそも明確な定義がありません。
人によって捉え方はさまざまです。
そのため、優良企業を探すのであれば、自分なりの優良企業の基準を明確にしておくことが必要です。
◆優良企業の一般的な特徴
- 給与が高い
- 残業が少ない
- 有給休暇が取りやすい
- 福利厚生が充実している
- 職場の風通しが良い
これらの全てを満たす企業があればベストですが、なかなかそういった企業は見つかりません。
よって、まずは自分の中で何を優先すべきかを決めて、それを基に自分にとっての優良企業の定義を定めておきましょう。
こうすることで企業を選ぶ際の軸が固まり、候補を絞りやすくなります。
実際に入社するかどうかは慎重に判断する
真の隠れ優良企業はネットでは見つからないということもあり、一般的な企業に比べて情報量が少なくなりがちです。
そのため、隠れ優良企業に入社するかどうかは、慎重な判断が必要です。
入社後に「こんなハズじゃなかった…」と後悔しないためにも、不明点は応募先に直接質問するなどして、しっかりと情報を整理した上で入社するかどうかを判断するようにしましょう。
不明点を質問するタイミングとしてオススメなのが、内定後のオファー面談(内定者面談)時です。
オファー面談では労働条件のすり合わせを行うため、この時に色々と質問をして不明点を解消しておきましょう。
企業によってはオファー面談を実施しないこともありますが、こちらから実施を依頼すれば、応じてくれる可能性は十分にあります。
▼オファー面談の注意点については、下記の記事をご参照ください。
まとめ:隠れ優良企業を見つけ出すには根気が必要
最後にまとめておきます。
◆隠れ優良企業の探し方
- BtoB企業に的を絞る
- 地域密着型の企業に的を絞る
- 大企業や有名企業の子会社に的を絞る
- 特化型の転職サービスを活用する
◆隠れ優良企業を狙う際の注意点
- 自分なりの優良企業の基準を明確にしておく
- 実際に入社するかどうかは慎重に判断する
繰り返しになりますが、ネットの検索でヒットするのは真の隠れ優良企業とは言えません。
簡単に見つからないからこそ、「隠れ優良企業」なのです。
隠れ優良企業を見つけ出すには、根気が必要です。
本記事で紹介した探し方も試しながら、粘り強く隠れ優良企業を探していきましょう。
私は『年間休日300日以上』『年収1,000万円以上』の隠れ優良企業を探しているのですが、条件に合致する企業が一向に見つかりません。
この場合は、どうすればいいのでしょうか?
………。
以上、またお会いしましょう。