こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「仕事がツラい…」
こんな風に思う時は、誰にでもあるかと思います。
ちなみに私のサラリーマン時代は、ほぼ毎日でした。
…すみません、訂正させてください。
ほぼ毎日ではありませんでした。
完全に毎日でした。
まぁ、私のことはさておき、「仕事がツラい」状態がずっと続くのは危険信号かもしれません。
うつ病を発症してしまう可能性が高いからです。
うつ病が重症化してしまうと、適切な治療を受けたとしても完治には平均で半年は要すると言われています。
さらに、うつ病は再発の可能性も高い(約60%)とも言われています。
よって、うつ病は重症化する前に早期の自覚が必要になってくるわけですが、厄介なことにうつ病のサイン(初期症状)というものは、かなりわかりづらいものです。
急に泣き出したり奇声を発したりすれば、さすがにわかると思いますが、そのような状態はかなり重症化していると言えるので、その前に気付いてあげる必要があります。
もちろん、巷では一般的なうつ病のサインというのも紹介されています。
ですが、それらは正直あまり具体的ではなく、判断材料としては個人的には弱い感じがします。
例えば、
- 「表情が暗い」
→私みたいに常に表情が暗い人間は、判別できません - 「体がダルい」
→私みたいに常に体がダルい人間は、判別できません - 「食欲がない」
→私みたいにどんなに高ストレスでも、食欲だけは旺盛な人間もいます - 「眠れない」
→どんなに高ストレスでも、睡眠だけはしっかり取れる人間もいます
…などなど。
これらはただ単に調子が悪いだけなのか、それとも本当にうつ病のサインなのか、かなり判別が難しいと思います。
そこで今回は、私自身が何度もうつ病になりかけた経験に加えて、人事部在籍中に実際にうつ病を発症された方やなりかけた方と数多く接してきた経験を踏まえて、私なりの『うつ病の具体的なサイン5選』をご紹介したいと思います。
今現在、仕事に対して大きなストレスを抱えている方は、これから紹介するケースに該当するかどうか、一度確認してみることをオススメします。

もちろん症状には個人差があるので、誰にでも当てはまるわけではありませんが、多少の参考にはなるかと思います。
うつ病の具体的なサイン5選

それでは、さっそく『うつ病の具体的なサイン5選』を見ていきましょう。
具体的には、以下の通りです。
- 立て続けに風邪をひく
- いきなり変なブツブツができる
- いつもより早く目が覚めてしまう
- 軽い遅刻が増える
- 楽しいことをしていても不安がチラつく
①立て続けに風邪をひく
過度なストレスは免疫力を慢性的に低下させるため、風邪をひきやすくなります。
もちろん、風邪なんて誰でもひくことがあると思います。
しかしながら、高ストレス状態が続くと明らかに風邪をひく頻度が高くなります。
なので、以前より風邪を立て続けに引いてしまうという場合には、注意が必要です。
十分な栄養や睡眠を取っているにもかかわらず、風邪をひく頻度が高まった場合には、うつ病のサインである可能性が高まります。
②いきなり変なブツブツができる
いきなり原因不明の変なブツブツ(できもの)ができる場合も、注意が必要です。
ブツブツができやすいのは主に顔ですが、たまに身体の左右どちらか一方に赤いブツブツができることがあります。
これは帯状疱疹(ヘルペス)と言って、一種の水ぼうそうと同じで、免疫力が著しく低下した時に発症する可能性が高くなるようです(※私も経験ありますが、メチャクチャ痛いです…)。
①の「風邪を立て続けにひく」と同じで高ストレスによる免疫力低下が原因ですので、いきなり原因不明のブツブツができた場合も、うつ病のサインである可能性があります。

単に食べ過ぎが原因の場合もあるのでは?

その食べ過ぎも過度なストレスが原因の場合があるので、注意が必要です。
③いつもより早く目が覚めてしまう
いつもより早く目が覚めてしまうことが多くなる場合も、注意が必要です。
具体的には、いつもの起床時間(目覚まし時計の設定)より1~2時間以上早く目が覚めてしまい、もっと眠りたいのにそのまま眠れなくなってしまうケースです。
これが長期的に続くようだと、要注意です。
単なる生活習慣の乱れが原因の場合もありますが、高ストレスによって交感神経が活性化された状態が続いていることが原因のケースもあります。
この状態が続くと、徐々に疲れも蓄積されていき、全てにおいて悪影響を及ぼしてしまいます。
いつもより早く目が覚めてしまうことが長期的に続く場合は、うつ病のサインである可能性が高いかと思います。

睡眠薬を活用するのも1つの手ですが、くれぐれも用法・用量は守ってください。
ついつい服用し過ぎると、後から強烈な眠気が襲ってきます…。
④軽い遅刻が増える
うつ病の初期症状として、軽い遅刻(15分程度)の頻度が高まる傾向があるかと思います。
明らかに欠勤や遅刻が多くなる場合や無断欠勤をしてしまう場合には、本格的にうつ病が始まっている可能性が高いです。
ですが、その前兆として軽い遅刻が増えるケースが多く見られます。
もちろん、うつ病でない人でも軽い遅刻をすることはあります。
ですが、うつ病の初期段階では、明らかに軽い遅刻の頻度が高まります。
原因は断定できませんが、恐らく出勤に対する恐怖感が芽生えているのではないでしょうか。
単なる気の緩みであれば問題ない(本当は良くない…)ですが、軽い遅刻の頻度が高くなってきている場合には、うつ病のサインである可能性があります。

軽い遅刻を繰り返していても、きちんと職場に事前連絡できている場合がほとんどなので、意外と自覚できないものです。
それだけに、注意が必要と言えるでしょう。
⑤楽しいことをしていても不安がチラつく
初期というよりはかなり症状が進行している状態かもしれませんが、趣味などの楽しいことに没頭している時でも不安がチラつく場合は、かなり要注意です。
通常の状態であれば、趣味などに没頭している時は不安は忘れられるものです。
途中で不安を連想させるようなワードやシチュエーションでも出てこない限り、不安がチラつくことは滅多にありません。
よって、楽しいことをしていても頻繁に不安がチラつく場合は、かなり注意が必要です。
この状態が続いてしまうと、次第に趣味なども楽しめなくなり、やがて全てのことに対して興味が無くなってしまう可能性があります。
不安がチラつく頻度は人それぞれかもしれませんが、楽しいことをしている時でも不安がチラつく場合は、うつ病のサインである可能性が高いかと思います。
ストレスチェックも活用してみましょう

全ての職場ではありませんが、ストレスチェックを実施している職場であれば、それも活用してみましょう。
※ストレスチェックとは、メンタルヘルス不調の防止のため、職場が実施するストレス状態に関する簡単な検査のことで、「常時労働者が50人以上いる事業場」では実施が義務付けられています。
なお、ストレスチェックの結果が、上司や人事権を持つ人間に伝わることはありません。
なので、仮に高ストレスの判定だったとしても、自身の評価に影響することはありません。
また、結果によっては産業医等との面談を勧められる場合もありますが、義務ではないので面談を断ることも可能です。
「ストレスチェックなんて職場が形式的に行っているものなので、無意味だ」
という意見もありますが、ご自身のストレス状態を無料で判定できる機会でもあります。
特別な事情でもない限り、活用してみても損はないかと思います。
まとめ:自分の身は自分で守るしかない
最後にまとめておきます。
◆うつ病の具体的なサイン
- 立て続けに風邪をひく
- いきなり変なブツブツができる
- いつもより早く目が覚めてしまう
- 軽い遅刻が増える
- 楽しいことをしていても不安がチラつく
あくまで私の経験に基づいた基準になりますので、当てはまったからといって直ちにうつ病の兆候があるというわけでもありません。
ですが、1つの判断基準として日頃から意識しておくことは、有益だと思います。
大事なのは、うつ病のサインに気付けるのは、他の誰でもなく自分自身だということです。
他人が気付いてくれる時は、既にかなり症状が進行している場合がほとんどです。
そうなってからでは遅いのです。
※そもそも自分のことをそんなに見てくれている人なんて、ほとんどいないと思います(少なくとも私にはいませんでした…)。
やはり最終的には、自分の身は自分で守るしかないということでしょう。

『自宅』の安全を守れるのも自分自身。
これからも私は『自宅警備員』の任に全力で務めます。

そうですか…。
▼本気で仕事に行きたくない時の対処法については、下記の記事をご参照ください。
以上、またお会いしましょう。