こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「面接結果の連絡が遅いんだけど、もしかして不採用濃厚ってこと?」
転職活動中にこのようにお悩みの方も多いかと思います。
面接が終わって結果待ちの期間は誰しも落ち着かないものですが、選考結果の連絡がなかなかこないと、だんだんと焦ってきてしまいます。
ネットなどでは「採用や合格の場合は連絡が早い」という情報が多いため、中には諦めてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
果たして面接結果の連絡が遅い場合は、不採用濃厚なのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
一応、私も転職歴は4回あり、さらに8年近く人事部として採用する側の実情も見てきましたので、多少の参考にはなるかと…。
面接結果の連絡が遅くても不採用濃厚ではない
さっそく私なりの結論を申し上げますと、
「面接結果の連絡が遅くても不採用濃厚ではない」
です。
確かに採用(合格)だった場合には、連絡が早いケースが多い傾向にあります。
ぜひとも入社してほしい人材であれば、他社に行く前に早めに連絡する企業が多いのは間違いないかと思います。
しかしながら、連絡が遅いというだけで不採用と諦めてしまうのは早計です。
というのも、さまざまな事情で企業側の連絡が遅くなることは、実際にはよくあるからです。
よって、以上の点をまとめると、
「面接結果の連絡は早い方が採用の可能性は高まるが、遅くても可能性は十分にある」
ということになるかと思います。
これから順を追って、ご説明します。
面接結果の連絡が遅くても不採用濃厚ではない理由
ではなぜ、面接結果の連絡が遅くても不採用濃厚ではないのでしょうか?
理由としては、以下の3つが挙げられます。
- 社内決裁に手間取っているだけだから
- 他の応募者の面接が終わっていないから
- 補欠扱いとしてキープされている可能性があるから
①社内決裁に手間取っているだけだから
いちばん多い理由は、これかと思います。
基本的に社内決裁が下りないと、企業側も採用の連絡はできないのです。
そのため、仮に採用(合格)だったとしても、社内決裁の関係で連絡が遅れてしまうこともあります。
決裁者が採用を否認することはまずないでしょうが、決裁が下りないことには採用担当者も動けないのが実情です。
※1次面接などの場合は、2次面接や最終面接の日程調整で手間取っている可能性もあります。
手続き上の問題なら、先に結果だけ教えてくれてもいいのでは?
確かにそうですが、ちゃんとした企業(特に大企業)であれば、決裁前に結果の連絡をするのはルール違反となってしまうため、それはできないのです。
逆に言うと、不採用の人間は社内決裁の必要がないため、企業によっては不採用通知の方が連絡が早いケースもあります。
この辺りは企業によってさまざまなので一概には言い切れませんが、そういった意味では、連絡が遅いからといって必ずしも望み薄ではないと言えるでしょう。
②他の応募者の面接が終わっていないから
次に多い理由としては、他の応募者の面接が終わっていないということも考えれます。
採用する側としても、応募者全員の面接が終わってからでないと、最終的な内定者を決めることはできません。
仮に途中で大本命の応募者がいたとしても、全員の面接が終わっていないにもかかわらず、先に大本命の人間に結果を伝えてしまうのは倫理的にNGです。
よって、他の応募者の面接が終わっていないことが原因で、連絡が遅くなる可能性もあるのです。
③補欠扱いとしてキープされている可能性があるから
また、言い方は悪いですが、補欠扱いとしてキープされている可能性もあります。
このケースにおいては、残念ながらあなたは第一候補ではなかったものの、大本命の応募者が万が一内定を辞退した場合の補欠扱いとしてキープされている状態です。
採用する側としても内定辞退をされることは日常茶飯事なので、候補者を複数人キープしておくことは実際よくあります。
よって、このケースにおいても、そもそも採用する気のない応募者にはすぐに不採用の連絡をする可能性があるため、①と同様に遅いからと言って望み薄ではないのです。
特に複数人採用の求人では、補欠キープをされる可能性は高いかと思います。
面接結果の連絡が遅い場合の対処法
さて、いくら「面接結果の連絡が遅くても不採用濃厚ではない」としても、早く結果を知りたいと思う方も多いでしょう。
では、面接結果の連絡が遅い場合には、いったいどうすればいいのでしょうか?
この点については、面接結果の連絡が遅れていたとしても、基本的には連絡期日までは待つべきかと思います。
例えば「結果は2週間以内にお知らせします」と言われていたら、まずはそこまで待って、期日の2週間が過ぎたら問い合わせをしてみましょう。
前述の通り、企業側にもさまざまな事情があって結果の連絡が遅くなっているため、その辺りの事情を考慮せずに自分の都合だけで問い合わせをしたり、連絡の催促をしたりするのは厳禁です。
▼実際に問い合わせをする際の注意点については、下記の記事をご参照ください。
なお、こちらが連絡を見落としている可能性も0ではないため、迷惑メールも含めて再度メールの確認をしてみましょう。
不採用のメールは、これまでの採用担当者以外の人間(部下など)が送信するケースもあるため、念のため迷惑メールも確認しておいた方がいいかと思います。
まとめ:連絡がくるまで結果はわからない
最後にまとめておきます。
- 面接結果の連絡は早い方が採用の可能性は高まるが、遅くても可能性は十分にある
- 社内決裁が下りていない場合や他の応募者の面接が終わっていない場合には、企業側も選考結果の連絡はできない
- 補欠扱いでキープされている可能性もあるため、連絡が遅いからといって必ずしも望み薄ではない
- 面接結果の連絡が遅れていたとしても、基本的には連絡期日までは待つべし
選考の過程や結果連絡のやり方は、企業によってさまざまです。
単純に「不採用者には最後にまとめて連絡」という企業もあるため、さんざん連絡を待たされた結果、やっぱり不採用だったというケースもあるでしょう。
しかしながら、「連絡が遅い=不採用濃厚」と決めつけてしまうのは早計です。
やはり、連絡が来るまで結果はわからないのです。
当然と言えば当然かもしれませんが、最終的にはそこに落ち着きます。
いずれにせよ、こちらで結果をコントロールすることはできないため、「人事を尽くして天命を待つ」の精神で静かに連絡を待ちましょう。
承知しました。
1年前に面接を受けた企業から未だに連絡がありませんが、希望を持って結果を待ちたいと思います。
………。
以上、またお会いしましょう。