こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「社労士の予備校を活用するなら、通学と通信のどっちがいいの?」
社労士の資格を取るために予備校の活用を検討しているのであれば、このようにお悩みの方も多いかと思います。
通学講座と通信講座は、それぞれ一長一短です。
それだけに、「どちらを選択すべきか?」は悩ましい問題でもあります。
果たして予備校を活用して社労士試験の合格を目指すなら、通学と通信のどちらを選択した方がいいのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
一応、私も働きながら社労士試験に合格した実績がありますので、多少の参考にはなるかと…。
社労士の予備校を活用するなら、通信講座がオススメ
さて、さっそく私なりの結論を申し上げますと、
「社労士の予備校を活用するなら、通学講座よりも通信講座の方がオススメ」
です。
もちろん、これはあくまで私の個人的な見解であり、通学講座を否定するつもりはありません。
ただ、総合的に判断すると、通学講座よりも通信講座の方がメリットも大きく、挫折せずに勉強を続けるためには通信講座の方が適しているかと思います。
これから順を追って、ご説明します。
通学講座よりも通信講座の方がオススメな理由
通学講座よりも通信講座がオススメするのには、もちろんいくつかの理由があります。
具体的には、以下の4つの理由が挙げられます。
- 通学の時間と労力を省けるから
- 時間や場所を選ばずに受講できるから
- 再生速度を選んで視聴できるから
- 何度でも受講できるから
①通学の時間と労力を省けるから
やはり最大の理由は、これです。
通信講座は通学の時間と労力を省けるからです。
通学講座は臨場感のある生の講義を受けられる点が最大のメリットですが、講義のたびに通学する必要があります。
予備校が自宅のすぐ近くにあればいいでしょうが、電車やバスを使って毎回通うのはなかなか大変です(雨や雪が降る日もあるでしょうし…)。
その点、通信講座はそもそも予備校に行かないため、通学のために時間や労力を費やす必要はありません。
仮に片道30分かけて予備校に通っている人が通信講座に切り替えた場合には、講義1回あたり1時間(30分×往復)の通学時間を削減できる計算になります。
もちろん、通学時間を使って勉強することも可能ですが、電車内やバス内での勉強は、人によっては疲れてしまったり集中できなかったりするでしょう。
通学に対する苦労の感じ方は人によって違うでしょうが、通学講座は少なくとも半年間は通い続ける必要がある点を忘れてはいけません。
長期的な視点で見れば、やはり通学する必要のない通信講座の方が、勉強を続けやすい環境と言えるでしょう。
特に勉強を始めた頃はモチベーションが高いため、勢いで通学講座を選択してしまわないよう、いったん冷静になって検討する必要があります。
②時間や場所を選ばずに受講できるから
2つ目の理由は、通信講座であれば時間や場所を選ばずに受講できるからです。
通学講座の講義は、基本的に講義日に予備校へ行って受講する必要がありますが、通信講座であれば時間や場所を選ばずに受講が可能です。
自宅のPCでいつでも受講できるのはもちろんのこと、スマホやタブレットがあれば、外出先のすきま時間を使って勉強を進めることもできます。
また、通信講座によっては講義のダウンロードが可能であり、あらかじめ講義をダウンロードしておけば、オフライン(インターネットがない環境)であっても講義を視聴できます。
このように、通信講座は自分の都合に合わせて柔軟に受講できるため、働きながら社労士を目指す人には特にオススメです。
③再生速度を選んで視聴できるから
3つ目の理由は、通信講座の講義は再生速度を選んで視聴できるからです。
地味ですが、この点は意外と重要です。
まず、倍速再生で講義を受講すれば、単純に時短になります。
例えば、60分の講義の場合、
- 1.25倍速で視聴 → 48分(60÷1.25)で見終わるため、12分の時短
- 1.5倍速で視聴 → 40分(60÷1.5)で見終わるため、20分の時短
が実現可能です。
また、倍速再生だけでなくスロー再生もできるため、苦手な論点などはスロー再生でじっくりと視聴できます。
通学講座の生講義の臨場感も魅力的ですが、通信講座は再生速度を自由に選択できるぶん、利便性が高いと言えるでしょう。
また、倍速再生で講義を受講すると、脳が活性化して情報処理速度が速くなるため、頭の回転が良くなる効果も期待できます。
④何度でも受講できるから
4つ目の理由は、通信講座は基本的に何度でも受講できるからです。
通学講座は生で講義を受けるスタイルのため、基本的に1回しか受講できません。
もちろん、生講義は「1回しか受講できない」という緊張感があるからこそ、集中力を持って臨めるとも言えるでしょう。
しかしそのぶん、講義についていけなくなった時や、欠席した時のリスクも大きくなります。
予備校によっては、別の講義への振替出席や映像講義での受講といった「欠席フォロー制度」が用意されているケースもありますが、たいていは追加料金が発生します。
その点、通信講座は受講期間内であれば、無料で何度でも講義の視聴が可能です。
※DVD形式の講義であれば、実質無期限で視聴できます。
そのため、一度で理解できなかった部分を理解できるまで何度も受講したり、忘れてしまった部分を再度受講して知識の定着化を図ったりすることも可能です。
社労士は勉強を進めていく中で、「あの部分をインプットし直したいな」と思うことは割とよくあるため、通信講座の何度でも受講できるというメリットは、意外と大きいと言えるでしょう。
ただし、「何度でも受講できる」という安心感によって、毎回の講義に集中できなくなる可能性もあるため、その点には注意が必要です。
通信講座のデメリット
前章で見てきた通り、通信講座にはさまざまなメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。
通信講座のデメリットとしては、以下のものが挙げられます。
- モチベーションの維持が難しい
- 孤独を感じやすい
通信講座は、基本的に本試験まで1人で勉強を続けることになるため、モチベーションの維持が難しい点や、孤独を感じやすい点がデメリットと言えます。
ただし、通学講座であってもモチベーションの問題はあるでしょうし、必ずしも勉強仲間ができるとは限りません。
この辺りは通学と通信共通の問題とも言えるため、そこまで神経質になる必要はないでしょう。
まとめ:社労士試験は最後まで挫折しないことが重要
最後にまとめておきます。
◆社労士の予備校は通学講座よりも通信講座の方がオススメな理由
- 通学の時間と労力を省けるから
- 時間や場所を選ばずに受講できるから
- 再生速度を選んで視聴できるから
- 何度でも受講できるから
繰り返しになりますが、決して通学講座を否定したいわけではありません。
事実、通学講座で社労士試験の合格を勝ち取っている人も、数多く存在します。
ただ、勉強を続けやすい環境という面では、やはり通信講座の方に分があるかと思います。
社労士試験においては、最後まで挫折しないことが非常に重要です。
通学か通信かで悩んでいるのであれば、「どちらの方がより挫折せずに続けられそうか?」という視点を持って検討することをオススメします。
本試験までたどり着けなければ、当然ながら合格はできません。
社労士試験のような難関資格においては、いかにして勉強を続けられるかが、勝負の分かれ目となります。
▼社労士のオススメ通信講座については、下記の記事をご参照ください。
以上、またお会いしましょう。