急募の求人は本当に危険?避けた方がいいパターンは?

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【見極め方も解説】急募の求人は本当に危険?

こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。

「急募の求人は危険だから、やめておいた方がいい」

このような情報を耳にしたり、ネットで目にしたりすることも多いかと思います。

確かに「急募の求人」と聞くと、

  • 離職率が高いから、常に人手不足である
  • ブラック過ぎて、急に前任者が消息不明になった
  • 急募という誘い文句で、応募者をかき集めようとしている

といったイメージがあるかもしれません。

とはいえ、急募という文言だけで応募をやめてしまうのも、何だかもったいない感じがします。

果たして、急募の求人は本当に危険なのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。

ユメガシラ
ユメガシラ

一応、私も転職歴は4回あり、さらに8年近く人事部として採用する側の実情も見てきましたので、多少の参考にはなるかと…。

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結論は「急募という文言だけではわからん」

急募という文言だけではわからん

「急募の求人は本当に危険なのか?」

この点について、さっそく結論を申し上げますと、

「急募という文言だけではわからん」

です。

………。
………。

いえ、ふざけてはいません。

少なくとも急募と聞いただけで、その求人が危険かどうかを判断することはできません。

ブラックかどうかは仕事内容や条件、職場の雰囲気や面接時の印象など、さまざまな面から判断する必要があります。

逆に言えば、急募の求人の中にもお宝求人が隠れている可能性が十分にあります。

とりあえず、「急募=危険」という先入観は捨てるべきです。

なぜ急募の求人があるのか?

なぜ急募の求人があるのか?

ではなぜ、巷には急募の求人が溢れかえっているのでしょうか?

「急募=危険」というイメージが世間に定着しているのであれば、採用する側もわざわざ「急募」という文言は使わないハズです。

理由としては、以下の2つが考えられます。

  1. 本当に急な欠員が出たから
  2. 業績好調で本当に事業を拡大したいから

①本当に急な欠員が出たから

勘違いしてはいけないのが、「急な欠員=ブラックな労働環境」ではないということです。

やむを得ない事情で本当に急な欠員が出たから、急募の求人を出している可能性も考えられます。

典型的な例が、産休・育休(育児休暇)による欠員です。
特に育休は最大で子が2歳になるまで延長できるため、産休と合わせると2年以上の欠員が出ることになります。

であれば、ホワイトな職場であっても、急募の求人が出る可能性は十分にあります。
※特に繁忙期前に欠員が出てしまったら、急いで補充する必要があるでしょう。

急募の理由が「急な欠員のため」と求人票に書かれているようであれば、面接の時に詳細を聞いてみてもいいかと思います。

②業績好調で本当に事業を拡大したいから

「新規事業のため」「事業拡大のため」という言葉は聞こえがいいため、それらを悪用して応募者を誘い出す企業も、もちろんあるとは思います。

しかし、本当に業績好調で事業を拡大したいから、急募の求人を出している可能性もあります。

確かに、新規事業や事業拡大を積極的に行う企業は変化が激しく、仕事自体は大変かもしれませんが、「仕事が大変=ブラック」とは一概には言い切れません。

大変でもやりがいがあるのであれば、あなたにとっては良い職場になり得ます。

急募の理由が「新規事業(事業拡大)のため」と求人票に書かれているようであれば、こちらも面接の時に詳細を聞いてみましょう。

ユメガシラ
ユメガシラ

新規事業や事業拡大が実際に成功するかどうかは、誰にもわかりません。

明らかに無謀な計画でなければ、前向きに捉えていいかと思います。

急募が本当に危険なパターン

急募が本当に危険なパターン

さて、急募の求人の中にもお宝求人が隠れている可能性があるとは言っても、中には「急募」という誘い文句で応募者をかき集めようとする、危険な企業も存在することは確かです。

そこで本章では、急募が本当に危険なパターンを見ていきましょう。

具体的には、以下の通りです。

  1. 急募と謳っておきながら、常に募集をしている
  2. 選考結果の連絡をしてこない

①急募と謳っておきながら、常に募集をしている

急募と謳っておきながら、常に求人情報を出している企業は、基本的に危険と言わざるを得ないかと思います。

ハローワークや民間の求人情報欄には掲載期間があるため、基本的に期間が終了すれば求人サイトから情報は消えるものです。

しかしながら、期間終了後に再申請して掲載することは可能なため、ほぼ同じ求人情報にもかかわらず、「新着&急募」の求人として注目を集めようとする企業も存在します。

こういう企業は本当に人の入れ替わりが激しく、新たに人を採用してもすぐに辞めてしまうため、常に募集をかけている企業である可能性が高いと言えます。

ユメガシラ
ユメガシラ

このような企業に入社してしまうと、大した説明もなく現場に放り込まれて、馬車馬のように働かされる危険があります…。

もちろん100%危険ということはないでしょうが、急募と謳っておきながら、常に募集をしている企業には注意が必要です。

②選考結果の連絡をしてこない

たまにですが、書類選考や面接の結果の連絡をしてこない企業もあります。

急募ということで「すぐに入社できる方歓迎」と謳っておきながら、選考結果が一向に届かないケースです。

まぁ…、連絡がない時点で不採用ということはだいたい察しがつきますが、それでも連絡をしないというのは、企業として問題ありかと思います。

もちろん単純な連絡漏れという可能性もありますが、このような企業は従業員を単なる道具としてしか見ていない可能性が高いでしょう。

もしくは、採用活動に労力を費やせないほど人手が足りていない、非常に切迫した企業である可能性も考えられます。

いずれにせよ、選考結果の連絡をしてこない企業は論外です。
このような企業は、早々に見切りをつけるべきでしょう。

まとめ:急募の求人であっても、とりあえず応募してみよう

最後にまとめておきます。

  • 急募という文言だけで、危険かどうかを判断することはできない
  • 急な欠員や事業拡大が理由で急募になっているだけで、中にはお宝求人が隠れていることもある
  • 常に募集をしていたり、選考結果の連絡をしてこなかったりする企業は要注意である

確かに急募の求人はそうでない求人に比べて、ブラック企業である可能性が高いかもしれません。

しかし、純粋に急募としているだけであって、中にはお宝求人が隠れていることもあります。

とりあえず急募という文言があっても、気になる求人であれば積極的に応募してみましょう。

もし途中で危険を察知したのであれば、その時は入社を辞退すればいいのですから。

モブタロウ
モブタロウ

私にとっては、昼寝禁止の職場はすべてブラック企業という認識なので、なかなか応募できる職場がありません。

この場合は、どうすればいいのでしょうか?

ユメガシラ
ユメガシラ

………。

以上、またお会いしましょう。

この記事を書いた人
夢頭(ユメガシラ)

◎2021年の夏にノープランで脱サラしました。
◎転職歴は4回あり、中小企業から上場企業、会計事務所や社労士法人など、さまざまな職場を渡り歩いてきました。
◎社労士・日商簿記(1・2級)・FP(2・3級)・第一種衛生管理者の資格を有しており、人事の経験も8年ほどあります。
◎読書好きで、年間50冊ほどの本を読んでいます。

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