こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「求人への応募は、早い方が選考で有利なの?」
転職活動中であれば、このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
気になる求人があった場合には、とりあえずブックマークだけしておいて、後日に改めて検討することもあるかと思います。
その際に気になるのが、応募スピードによる選考への影響です。
早く応募した方が選考で有利になるのであれば、後日に検討するなどと悠長に構えているわけにもいきません。
果たして、求人への応募は早い方がいいのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
一応、私も転職歴は4回あり、さらに8年近く人事部として採用する側の実情も見てきましたので、多少の参考にはなるかと…。
求人に早く応募しても選考で有利にはならない
さて、さっそく私なりの結論を申し上げますと、
「求人に早く応募したからといって、特に選考で有利にはならない」
です。
確かに早く応募することによって、多少なりとも意欲の高さをアピールできるかもしれません。
しかしながら中途採用において重要なのは、スキルや経験、人柄などです。
早く応募したからといって、それが決め手となって採用が決まることは基本的にありません。
よって、気になる求人が見つかったとしても、特に慌てて応募する必要はないでしょう。
求人へ早く応募することのメリット
前述の通り、求人に早く応募したからといって選考で特に有利にはなりませんが、求人へ早く応募することには、それなりのメリットがあります。
そこで本章では、求人へ早く応募することのメリットをご紹介します。
具体的には、以下の通りです。
- 採用担当者の目に留まりやすくなる
- 募集打ち切りのリスクを回避できる
採用担当者の目に留まりやすくなる
まず挙げられるメリットは、「採用担当者の目に留まりやすくなる」点です。
というのも、募集開始直後は採用担当者も「ちゃんと応募者が集まるのか?」という不安を抱えており、早く応募することによって、心理的に採用担当者の目を引きやすくなるからです。
逆に、ある程度時間が経って応募者が次から次へと現れるようになると、採用担当者のチェックもだんだんと雑になる傾向があります(本来あってはならないことでしょうが…)。
もちろん、最終的にはスキルや経歴などが合否の分かれ目となりますが、早く応募するほど採用担当者の目に留まる確率も高くなるため、その点はメリットと言えるでしょう。
募集打ち切りのリスクを回避できる
次に挙げられるメリットは、「募集打ち切りのリスクを回避できる」点です。
基本的に求人情報には掲載期間が設けられており、掲載期間中であれば自由に応募できるのが原則です。
しかし実際には、掲載期間が繰り上げられて、募集が予定もより早く打ち切られることがあります。
募集の打ち切りが早まる理由は、「希望の人材が見つかったから」「短期間で予想以上に応募者が集まったから」など、状況によってさまざまです。
いずれにせよ、募集の打ち切りが早まるケースは実際にはよく発生するため、モタモタしていると応募のチャンスを逃す可能性があります。
「なぜあの時、すぐに応募しなかったんだ⁉」といった後悔をしたくないのであれば、気になる求人は早めに応募しておいた方がいいでしょう。
気になる求人がいつの間にか募集終了していた時の絶望感は、尋常ではありませんので…。
スピード応募する際の注意点
求人へ早く応募することにはそれなりのメリットがありますが、スピードが必要になるぶん、注意すべき点もいくつか存在します。
そこで本章では、実際にスピード応募する際の注意点をご紹介します。
具体的には、以下の通りです。
- 深夜に応募しない
- いったん冷静になる
深夜に応募しない
働きながら転職活動をしている方は、深夜に求人情報をチェックすることもあるかと思いますが、深夜の応募は避けた方が賢明です。
というのも、あまりにも夜遅くの応募であると、採用担当者から「生活リズムが乱れているのではないか?」と、あらぬ疑いを持たれてしまう可能性があるからです。
具体的には、22時が1つの目安です。
それを過ぎたら、応募はなるべく控えましょう。
なお、忙しくて深夜にしか求人情報を見られない方は、気に入った求人が見つかったら応募の準備だけ進めておいて、翌朝に応募もしくは送信ボタンを押すだけの状態にしておくのがオススメです。
採用担当者は意外と応募時刻もチェックしているため、ご注意ください。
いったん冷静になる
良い求人が見つかるとテンションが上がってしまい、つい勢いで応募してしまいがちですが、そういう時こそいったん冷静になることが大切です。
というのも、勢いで応募しようとすると、志望動機や自己PRなどが支離滅裂な文章になっていたり、誤字脱字があったりすることも多いからです。
確かに勢いも大切でしょうが、そういう時こそいったん冷静になって、応募前にしっかりと内容を見直しを行うことが必要と言えます。
先ほどと同様、「応募の準備だけ進めておいて、翌日に改めて内容を見直してから応募する」というスタイルを徹底するのがいいでしょう。
まとめ:なるべくチャンスを逃さない姿勢が重要
最後にまとめておきます。
- 求人に早く応募したからといって、特に選考で有利にはならない
- 求人へ早く応募することによって、「採用担当者の目に留まりやすくなる」「募集打ち切りのリスクを回避できる」などのメリットもある
- スピード応募する際は、「深夜の応募は避ける」「いったん冷静になる」などの点に注意が必要である
繰り返しになりますが、求人に早く応募したからといって、選考で有利になることは基本的にありません。
とはいえ、求人はいつ打ち切りになるかわからないため、応募できる時に早めに応募しておくに越したことはないでしょう。
転職はタイミングも重要です。
タイミングはこちらでコントロールすることが難しい以上、なるべくチャンスを逃さない姿勢が重要と言えるでしょう。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」ではありませんが、チャンスを追い続けていれば、いずれ光も見えてきます。
以上、またお会いしましょう。