こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「転職の面接後のお礼は必要なの?」
「面接後のお礼の有無は、採否に影響するの?」
転職活動中であれば、このような疑問を抱く方もいらっしゃるかと思います。
転職の面接後のお礼(メール)は必須ではありませんが、世間一般では「採用担当者への印象がよくなるため、送るべきである」と推奨する見解もあります。
果たして、面接後のお礼は必要なのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
一応、私も転職歴は4回あり、さらに8年近く人事部として採用する側の実情も見てきましたので、多少の参考にはなるかと…。
▼面接結果が遅くて不安になっている方は、下記の記事をご参照ください。
結論は「面接後のお礼は不要」、むしろマイナス効果
さて、さっそく私なりの見解を申し上げますと、
「面接後のお礼は不要」
です。
これは断言してもいいレベルだと思います。
さらに言えば、お礼の有無が選考に与える影響は0、むしろマイナスだとさえ思っています。
私も過去に、転職エージェントから言われるがままにお礼メールを送ったことが3回ほどあります。
その結果は、なんと全滅!
まぁ…、これは面接での私のパフォーマンスが悪かったことが大きな原因でしょうが…。
また、私自身の人事部での8年ほどの勤務経験からも、面接後のお礼の必要性については疑問を感じています。
どういうことか、これから順を追ってご説明します。
面接後のお礼が不要な理由
ではなぜ、面接後のお礼は不要と言えるのでしょうか?
理由としては、以下の2つが挙げられます。
- 採用担当者の負担になるから
- ボロが出る可能性があるから
①採用担当者の負担になるから
確かにお礼メールを送ることで、採用担当者の印象には残るかもしれませんが、選考結果には決して影響しません。
お礼メールが届くと、まず採用担当者がそのメールを読む手間が発生します。
それだけだったらいいのですが、その後に採用担当者が返信すべきかどうか迷ってしまうかもしれません。
面接のお礼メールは、基本的に企業側は返信しないのが通例のようですが、あまりに丁寧なメールだと返信すべきか迷ってしまうケースもあるようで、実際に悩んでいた方もいらっしゃいました。
このように、お礼メールを送ることで、必要以上に採用担当者の手を煩わせてしまう可能性があります。
職場によりけりだとは思いますが、基本的に採用担当者は超多忙です。
であれば、わざわざ不要なものを送ることで、採用担当者の負担を大きくすることに意味はないと言えるでしょう。
②ボロが出る可能性があるから
また、お礼メールを送ることで、思わぬボロが出てしまう可能性もあります。
極端な例ですが、ビジネスマナーを著しく欠いたメールを送ってしまうと、致命傷になりかねません。
そこまでいかなくても、誤字や脱字があった場合には、少なくともプラスの印象にはならないでしょう。
そうならないためにも、きちんとしたお礼メール用のテンプレートなどを活用して作成する方も多いでしょうが、果たしてテンプレート通りに作成されたメールが採用担当者の心に響くでしょうか?
仮に、きちんと自分の言葉で丁寧に気持ちを書いたとしても、その熱意が必ずしも相手に伝わるとはかぎりません。
メールは簡潔にまとめるのが鉄則であるため、長い文章は特に危険です。
面接で伝え忘れてしまいましたが、私が貴社を志望した理由は他にも………
いや、面接の時に言ってよ…。
このように、お礼メールを送ることで思わぬボロが出るリスクがあります。
であれば、選考結果に影響がないにもかかわらず、あえてボロが出る可能性があることをする必要はないと言えるでしょう。
どうしてもお礼を言いたければ、メールで簡潔に
このように、お礼メールにはほとんどメリットがありません。
とはいえ、どうしても入社したい職場であれば、やれることはやっておきたいと思う気持ちが強くなってしまうかもしれません。
その場合には、お礼メールを送ってもよいかと思います。
ただし、お礼メールを送る際は、とにかく簡潔にまとめることが重要です。
もちろん、長文はNGです。
伝えたい内容を短くまとめることも立派なスキルと言えるため、お礼メールはとにかく簡潔にまとめることを意識しましょう。
なお、今さらかもしれませんが、お礼はメール限定です。
手紙や電話でお礼を伝えるのは、採用担当者に大きな負担をかけてしまうため、避けましょう。
メールはおろかパソコンもない職場だったら、電話してもOKでしょうか?
それだったら、何もしないのが得策でしょう。
というか、そんな職場あります?
とはいえ、やはり面接後は何もせず、静かに選考結果を待つのが個人的にはベストだと思います。
なかなか伝わらないでしょうが、相手の負担も考慮して、あえて何もしないというのも1つの気遣いです。
まとめ:面接に全力を尽くすべし
最後にまとめておきます。
- 面接後のお礼は不要である
- どうしてもお礼をしたいのであれば、メールで簡潔にまとめる
世間一般ではお礼メールを肯定する見解も多いものの、個人的には選考結果に影響がない時点で不要と考えています。
当然ながら、選考結果は面接の内容によって決まります。
お礼メールを送らなかったことで不採用になることは、まずあり得ません。
転職活動は「人事を尽くして天命を待つ」のが鉄則です。
であれば、やはり面接対策に全力を尽くすのが賢明と言えるでしょう。
採用選考においては、面接でのパフォーマンスが最も重要なのです。
以上、またお会いしましょう。