こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「転職で人生を変えたい…」
現状に不満を抱え、このようにお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
仕事は日々の生活の中でも多くの時間を費やすことになり、人生における重要な要素であることは間違いないでしょう。
それゆえに「転職によって人生を変えたい」という考え方があっても、特に不思議ではありません。
しかしその一方で、「転職したくらいで人生は変わらない」という考え方も存在します。
事実、世の中には惰性で転職を繰り返してしまい、転職に対して何の期待もしていない方もいらっしゃいます。
果たして、転職によって人生が変わることはあるのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。

一応、私も転職歴は4回あり、個人事務所や中小企業・上場企業などのさまざまな職場を転々としてきたので、多少の参考にはなるかと…。
転職で人生が変わるかどうかは、最終的には自分しだい

「転職で人生は変わるのか?」
この点について、さっそく私なりの結論を申し上げますと、
「何とも言えん」
です。

え?

ん?
………。
………。
いえ、ふざけてはいません。
こればっかりは、やはり「最終的には自分しだい」になると思いますので…。
例えば転職によって年収が2倍になったら、一見すると人生が変わりそうなイメージですが、お金にあまり興味がない方であれば、人生が変わったというほどではないでしょう。
逆に、たとえ年収が下がったとしても、転職によって仕事のやりがいを見出せたのであれば、その方にとっては人生が変わったと言えるかもしれません。
このように、転職によって人生が変わるかどうかは、その人の価値観による部分が大きいため、最終的には自分しだいということになると言えます。
転職で人生を変えるためには?

では実際に、転職で人生を変えるためにはどうすればいいのでしょうか?
先ほど、「転職で人生が変わるかはどうかは、最終的には自分しだい」と述べました。
であれば、自分の価値観を正しく把握した上で、自らの価値観を重視した転職をすれば、人生が変わる可能性もあると言えます。
よって、まずは自らの価値観を正しく把握し、その上で転職を検討した方が賢明でしょう。
そこで本章では、転職によって人生が変わる可能性を価値観のパターン別に見ていきましょう。
具体的には、以下の通りです。
- 仕事のやりがいを重視する場合
- 年収を重視する場合
- 人間関係を重視する場合
- そもそもあまり働きたくない場合
あくまで1つの考え方として、参考にしていただければと思います。
仕事のやりがいを重視する場合
もともと仕事が好きで仕事のやりがいを重視する方であれば、転職によって人生が変わることは大いにあり得るでしょう。
仕事が好きな方は、人生における仕事の比重が大きいため、必然的に転職がもたらすインパクトも強くなります。
仮に過度な責任や労働時間が課せられる職場に転職したとしても、本人がやりがいを感じているのであれば、それほど苦痛を感じないかもしれません(もちろん、限度はありますが…)。
そのような方であれば、思い切ってベンチャー企業やスタートアップ企業に転職するのもアリです。
小さい企業や新しい企業は大企業のような細かいルールがないぶん、自由度も高くなります。
加えて、結果を残せば青天井で年収が上がる可能性もあるため、さらにモチベーションが上がるかもしれません。
このように、仕事のやりがいを重視する方は、転職によって人生が変わる可能性は高いと言えるでしょう。

ただし、過労には十分ご注意ください…。
年収を重視する場合
働くことの最大のモチベーションはお金であり、年収を何よりも重視する方にとっては、転職は慎重に検討した方がいいかもしれません。
というのも、転職したからといって必ずしも年収が上がるとは限らず、場合によっては下がることもあり得るからです。
年収アップを狙って転職を決意したにもかかわらず、転職活動に思いのほか手こずってしまい、結果的に前職より年収の低い職場で妥協せざるを得なくなったケースも往々にしてあります。
それに、お金を稼ぐ手段は仕事だけではありません。
今の時代はうまくやれば、副業や投資などで大きく稼ぐことも可能です。
それゆえに、年収重視の方は安易に転職をすべきではないでしょう。
もちろん転職によって大幅な年収アップを実現し、人生が変わった方もいらっしゃいます。
ですが、転職のみで希望の年収を実現することは、基本的には難しいでしょう。
よって、年収を重視する方は、転職で人生が変わる可能性はそれほど高くはないと言えます。
人間関係を重視する場合
仕事のやりがいや年収よりも人間関係を重視する方であれば、転職には慎重になるべきでしょう。
確かに組織や集団に属する以上、職場の人間関係も重要な要素になるのは間違いありません。
しかしながら、職場の人間関係というものは、実際に入社してみないとわからないものです。
それゆえに、転職にはリスクがつきまとうことを十分に認識しておく必要があります。
入社前は良さげな人間関係に見えても、入社してみたら全然違っていたというケースは、実際よくあります。
転職してはじめて、前の職場の人間関係がいかに恵まれていたかと気付かされることも珍しくはありません。
加えて、転職先ではまた0から人間関係を構築していかなければなりません。
今まで積み上げてきた信頼はいったんリセットされるため、その点を事前に認識しておく必要があります。
このように、人間関係を重視する方は、転職で人生が変わる可能性は(良くも悪くも)高いですが、同時にリスクも高いと言えるため、十分にご注意ください。

ただし、現職の人間関係が最悪であり、とても耐えられないような状況であれば、すぐに転職活動を始めるべきでしょう。
この場合は「人生が変わる」うんぬんではなく、自らを守る意味でも転職が必要と言えます。
そもそもあまり働きたくない場合
仕事そのものに興味がなく、そもそもあまり働きたくない方であれば、残念ながら転職によって人生が変わることはほとんどないでしょう。
確かに転職によって環境が変われば、一時的に心機一転できるかもしれません。
ですが、このような方はそもそものモチベーションが低いため、しばらくすればまた元通りになってしまう可能性が高いと言えます。
よって、そもそもあまり働きたくない方は、転職によって人生が変わる可能性はかなり低いと言わざるを得ないでしょう。
このような方が人生を変えたいと思うのであれば、むしろ転職ではなく独立などを検討した方がいいかもしれません。
根本的に好きでないことは、いくら環境を変えたところで変わることはほとんどありませんので…。

ちなみに私もこのパターンに該当し、実際にノープランで脱サラしています。

確かに人生は変わっていますね。
もちろんあなたの場合は、転落人生を歩む可能性が高いパターンですが。
まとめ:転職はあくまで「人生を変える」ためのキッカケの1つに過ぎない
最後にまとめておきます。
- 転職によって人生が変わるかどうかは、その人の価値観による部分が大きい
- 仕事のやりがいを重視する方は、転職によって人生が変わる可能性は高い
- 年収を重視する方は、転職で人生が変わる可能性はそれほど高くはない
- 人間関係を重視する方は、転職で人生が変わる可能性は高いが、同時にリスクも高い
- そもそもあまり働きたくない方は、転職によって人生が変わる可能性はかなり低い
繰り返しになりますが、これらはあくまで個人的な見解であるため、1つの考え方として参考にしていただければと思います。
そもそも「人生が変わる」の定義も、人によってさまざまでしょうし…。
重要なのは、転職は「人生を変える」ための1つのキッカケになり得るが、あくまでキッカケの1つに過ぎないということです。
転職に対して過度な幻想を抱くのは禁物です。
まずは自分の価値観を正しく把握した上で、「そもそも転職する必要があるのか?」という部分から検討してみることをオススメします。

私は『自宅警備員』として骨をうずめる覚悟ですので、転職以外のキッカケで人生を変えていきたいと思います。

………。
以上、またお会いしましょう。