こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「転職サイトのメリットとデメリットを知りたい…」
転職サイトの利用を検討しているのであれば、このようにお考えの方も多いかと思います。
転職サイトはサイト上に掲載された求人情報を検索・閲覧できるサービスで、気になる求人があれば、直接応募することもできます。
転職サイトは企業から掲載料を受け取って運営しているため、完全無料で利用が可能な点が魅力です。
「無料で利用できるのであれば、とりあえず登録だけでもしておこうかな?」と思いつつも、転職サイトを利用することのメリットとデメリットについて気になる方も多いかと思います。
そこで今回は、『転職サイトのメリット・デメリット』を、ランキング形式で発表していきたいと思います。
転職サイトの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
一応、私も転職歴は4回あり、さらに8年近く人事部として採用する側の実情も見てきましたので、多少の参考にはなるかと…。
転職サイトのメリットTOP3
ではまず、転職サイトのメリットのランキングから発表していきます。
第3位 自分のペースで転職活動を進めやすい
転職サイトのメリット第3位は、自分のペースで転職活動を進めやすい点です。
転職活動のペースは、人によって違います。
すぐにでも転職したい人、半年以内もしくは1年以内に転職したい人…などなど。
それぞれの状況や事情に合わせて、転職活動を進めたいと思っている方は多いでしょう。
その点、転職サイトは基本的に好きな時に応募ができるため、自分のペースで自由に転職活動を進めることが可能です。
逆に、転職エージェントは転職のサポートを受けられる反面、間に第三者が入る関係上、どうしても自分のペースで転職活動を進めるのが難しくなってしまいます。
また、転職エージェントは企業の採用活動を代行している立場でもあるため、場合によっては、希望の求人への応募を断られてしまうこともあります。
このように、自分のペースで転職活動を進めたい方や、応募する企業を自由に選びたい方は、転職エージェントを利用するとかえって非効率になる恐れがあります。
そのような方には、転職エージェントよりも転職サイトの方が適していると言えるでしょう。
第2位 スカウトを受けられる
転職サイトのメリット第2位は、スカウトを受けられる点です。
多くの転職サイトには『スカウト機能』が導入されており、マイページ等に経歴を登録しておけば、興味を持った企業からスカウトが届くことがあります。
経歴を登録したからといって必ずしもスカウトが届くわけではありませんが、もしもスカウトが来たらチャンスです。
企業側も興味のない人間にわざわざスカウトは送らないため、スカウトに返信すれば書類選考が免除され、そのまま面接に進めるケースもあります。
ハローワークや求人誌などでは、企業側からスカウトを受けることはないため、スカウト機能は転職サイト特有のメリットと言えます。
ただし、「スカウトを受ける=内定の可能性大」というわけではないため、その点はご注意ください。
あくまで「会ってみたい」と思われているだけであり、面接で優遇されることは基本的にありません。
私も2回ほどスカウトを受けた経験がありますが、普通に面接で落とされてしまいました…。
なお、スカウトメールには手当たり次第に一斉送信しているものや、転職エージェントへの登録へ誘導するための偽物も多いため、注意が必要です。
▼スカウトメールの見極め方については、下記の記事をご参照ください。
第1位 数多くの求人を閲覧できる
さて、転職サイトのメリット堂々の第1位は、数多くの求人を閲覧できる点です。
求人数は転職サイトによって異なるものの、大手であれば常時10万件以上の求人数が掲載されています。
「求人情報を見るだけなら、ハローワークでも十分では?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ハローワークとでは求人の質が違います。
というのも、無料で求人情報を掲載できるハローワークとは違い、転職サイトでは数十万円の掲載料がかかるからです。
掲載料を取られる以上、企業側も本気で人材を欲しています。
少なくとも、「いい人がいたら採用しよう」みたいなスタンスの求人は、ハローワークに比べて圧倒的に少ないハズです。
このように、転職サイトであれば採用意欲の高い求人が豊富にあり、この点が最大のメリットと言えるでしょう。
▼ハローワークの求人の質については、下記の記事をご参照ください。
転職サイトのデメリットTOP3
続いて、転職サイトのデメリットのランキングを発表します。
第3位 転職活動を全て一人で完結させる必要がある
転職サイトのデメリット第3位は、転職活動を全て一人で完結させる必要がある点です。
転職サイトは基本的に求人情報を得るだけなので、応募や面接の日程調整などの一連の転職活動は、全て一人で行わなければなりません。
特に注意すべき点は、内定が出た後の条件交渉や入社日の調整です。
これらはトラブルやミスマッチが生じやすく、場合によっては高度な交渉力や調整力が求められるため、入念な準備や対策が必要と言えます。
逆に交渉がどうしても苦手という方は、交渉を代行してくれる転職エージェントの利用も検討した方がいいでしょう。
条件に納得できないまま雇用契約を結んでしまうと、モチベーションの維持が難しくなります。
それでまた転職を繰り返してしまっては、元も子もありません。
第2位 個別の書類選考・面接の対策が受けられない
転職サイトのデメリット第2位は、個別の書類選考・面接の対策が受けられない点です。
転職エージェントを利用している場合には、エージェントが応募先企業の選考の傾向と対策を把握していることがあります。
そのようなケースでは、応募先企業に合わせた個別の書類選考や面接の対策を受けることができ、有利に選考を進められます。
一方、転職サイトではそのようなサービスはないため、自力で対策を講じなければなりません。
しかも、応募先企業の選考の傾向などを把握する術は基本的にないため、一般的な書類選考や面接の対策しか立てることができません。
このように、転職サイトでは書類選考・面接の対策も自力で講じる必要があり、その点がデメリットと言えます。
第1位 非公開求人には応募できない
さて、転職サイトのデメリット堂々の(?)第1位は、非公開求人には応募できない点です。
転職サイトの求人数は充実しているものの、非公開求人には応募できないという弱点があります。
なぜなら、非公開求人は転職エージェントが独占しており、エージェント経由でしか応募ができないからです。
そのため、どんなに頑張って検索しても、転職サイトでは非公開求人の存在すら知ることができません。
非公開求人にも応募したいのであれば、転職エージェントへの登録を検討する必要があります。
ただし、必ずしも「非公開求人=優良求人」とは限らないので、その点はご注意ください。
▼非公開求人の実態については、下記の記事をご参照ください。
転職サイトと転職エージェントの使い分けは?
ここまで転職サイトのメリット・デメリットを見てきましたが、中には転職サイトと転職エージェントの使い分けについて、疑問を持つ方もいらっっしゃるかもしれません。
例えば、転職サイトと転職エージェントの両方で同じ求人があった場合には、どちらから応募した方がいいのでしょうか?
普通に考えれば、さまざまなサポートを受けられる転職エージェント経由で応募した方が有利のような気がします。
ただ、この点については、転職エージェント経由で応募した方が必ずしも有利とは言い切れないのが実情です。
というのも、企業側のコストの問題があるからです。
一般的な企業側のコスト負担は、以下のようになっています。
- 転職エージェント ⇒ 成功報酬でエージェント経由で採用が決まった場合に、内定者の年収の30%程度を紹介料として支払う
- 転職サイト ⇒ 掲載料(数十万円)の支払のみ
例えば、転職エージェント経由で年収400万円の人の採用が決まった場合には、企業側は120万円程度(400万円×30%)の紹介料を支払う必要があります。
一方、転職サイトは数十万円の掲載料の負担だけで済むため、転職エージェント経由よりも転職サイトから直接応募してきた人を採用した方が、企業側にとってはコスト的にお得なのです。
以上の点から、仮に同レベルの人材が転職サイトと転職エージェントの両方から応募してきた場合には、転職サイト経由での応募者を採用する企業の方が多いと考えられます。
このように、企業側のコスト負担も考慮すると、転職エージェントを介さずに転職サイトから直接応募した方が、有利になる可能性もあるのです。
そのため、特にサポートを必要としないのであれば、転職サイトから直接応募をするのも1つの選択肢です。
まとめ:基本的には転職サイトを活用するのがオススメ
最後にまとめておきます。
◆転職サイトのメリットTOP3
- 第3位 自分のペースで転職活動を進めやすい
- 第2位 スカウトを受けられる
- 第1位 数多くの求人を閲覧できる
◆転職サイトのデメリットTOP3
- 第3位 転職活動を全て一人で完結させる必要がある
- 第2位 個別の書類選考・面接の対策が受けられない
- 第1位 非公開求人には応募できない
転職サイトを活用すれば、豊富な求人数やスカウト機能によって、選択肢の幅が広がります。
よって、基本的には転職サイトを活用することをオススメします。
必要に応じて、転職エージェントも併用しながら、効率的に転職活動を進めていきましょう。
転職活動において、「利用できるものは利用しておく」という精神は重要です。
▼転職サイトと転職エージェントは併用した方がいい理由については、下記の記事をご参照ください。
以上、またお会いしましょう。