こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「内定を辞退したいけど、気まずくてなかなか連絡できない…」
「面接であれだけ入社したいと言っておきながら、内定を辞退しても大丈夫なのか?」
転職活動中であれば、このような悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
条件や仕事内容に食い違いがあったり、話を聞いていくうちに自分のイメージとは違うと思えてきたり…。
理由はさまざまでしょうが、転職活動を進めていく中で内定を辞退したいケースも時にはあるかと思います。
しかし内定を辞退すれば、先方のこれまでの労力や時間をムダにさせてしまうだけでなく、期待を大きく裏切ってしまうことにもなるため、気が引ける方も多いかと思います。
とはいえ、自分の意に反して無理やり入社するわけにもいきません。
果たして内定辞退が気まずい時は、どうすればいいのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
一応、私も転職歴は4回あり、さらに8年近く人事部として採用する側の実情も見てきましたので、多少の参考にはなるかと…。
内定辞退に負い目を感じる必要は全くなし
さて、さっそく私なりの結論を申し上げますと、
「内定辞退に負い目を感じる必要は全くなし」
です。
なぜなら、採用する側にとっても内定を辞退されることは、日常茶飯事だからです。
確かに、採用担当者や面接官(場合によっては役員や社長)にわざわざ面接の時間を割いてもらって、しかも「御社が第一志望です」と言っておきながら、内定辞退をするのは気が引けるかと思います。
ですが、それでも気にする必要はありません。
私たちが必ずしも意中の企業から内定をもらえないのと同じように、採用する側も必ずしも意中の人物に入社してもらえるとは限りません。
採用活動とは、そういうものなのです。
それに、自分の気持ちに嘘をついて無理に入社しても、ミスマッチが生じるだけです。
結果的にすぐに退職してしまったら、そっちの方が迷惑になります。
よって、内定の辞退を気に病む必要はありません。
正直にその旨を伝えましょう。
転職活動においては、適度なドライさも必要です。
内定辞退を伝えるタイミングは?
内定辞退を伝えるタイミングは、早いに越したことはありません。
具体的には、内定辞退を決意したその日のうちに伝えるようにしましょう。
当然ながら、採用する側も入社に向けた準備を進めています。
また、あなたの内定承諾の返事をもって他の応募者に不採用の通知を送るケースもあるため、その人たちも待たせていることになります。
つまり、連絡が遅くなればなるほど、多くの人たちに迷惑をかけてしまうのです。
「内定辞退を伝えるのが気まずい」と躊躇している方が、実際には迷惑なのです。
よって、内定辞退の連絡は少しでも早く伝えるようにしましょう。
なお、言うまでもないですが、何の連絡もせず音信不通になるのは完全にNGです。
内定辞退は電話それともメール?
さて、いざ内定辞退を連絡する際には、電話とメールのどちらで行う方が適切なのでしょうか?
一般的には「電話で連絡すべきである」と言われていますが、個人的にはその企業に合わせた形で連絡するのが適切かと思います。
つまり、これまで採用担当者との連絡(選考結果や面接の日程調整等)を電話でやり取りしていたのであれば電話、メールであればメールで連絡を入れるのです。
企業によって文化や風潮は、実にさまざまです。
礼儀を重んじる企業であれば電話が好まれるでしょうし、忙しい企業であればメールでの連絡の方がありがたいという場合もあります。
よって、今までコミュニケーションとして使っていた手段で伝えるのが適切と言えます。
たとえメールの連絡であったとしても、誠意のこもった内容であれば何も問題はありませんので。
ただし、メールだと相手が見落とす可能性があるため、急ぎで伝える必要がある場合には、電話で連絡を入れるようにしましょう。
内定辞退の理由を聞かれたら?
内定辞退の旨を伝えると、辞退の理由を聞かれることもあります。
その場合には、どう答えればいいのでしょうか?
この点については非常に悩ましいところですが、「一身上の都合のため」という理由にとどめておくのが無難かと思います。
辞退の理由が条件や仕事内容であれば、それをそのまま伝えるわけにもいかないでしょうし、他の内定先に入社したいと伝えてしまうと、企業名などを聞かれる可能性があります。
よって、シンプルに「一身上の都合のため」で押し通すのが、無難と言えるでしょう。
基本的には、辞退したことへの謝罪とこれまでの感謝の気持ちを丁寧に伝えれば、明確な理由を伝えなくても相手は納得してくれるハズです。
内定承諾後に辞退はできる?
万が一、やむを得ない事情により内定承諾後に内定を辞退したくなった場合には、辞退することは可能なのでしょうか?
この点については、内定を一度承諾した後であっても、辞退をすることは可能です。
仮に「内定承諾書」を提出していたとしても、それ自体に法的な拘束力はないため、辞退はできます。
しかしながら、あなたが内定を承諾した時点で、企業側は本格的に入社の準備を進めています。
もし名刺などの手配が完了していたら、それらが全てムダになってしまいます。
また、あなたの内定承諾の返事をもって、他の応募者にも不採用の連絡をしているハズです。
このように、内定承諾後の辞退は可能ではあるものの、多くの人に多大な迷惑をかけてしまいます。
よって、内定承諾後に辞退をする場合には、相手側も納得できるようなきちんとした説明が必要です。
この場合は、「一身上の都合のため」という理由だけでは通用しません。
迅速かつ最大限の誠意を持って、きちんとした説明をするようにしましょう。
まとめ:内定辞退の連絡は、とにかく早めに
最後にまとめておきます。
- 内定辞退に負い目を感じる必要は全くない
- 内定辞退の連絡は遅れれば遅れるほど迷惑がかかるので、なるべく早めに連絡する
- 内定辞退の理由は、「一身上の都合のため」でとどめておくのが無難である
- 内定を承諾した後でも辞退は可能だが、その場合はきちんとした説明が必須となる
内定辞退の連絡が気まずいのは、誰でも一緒です。
とはいえ、連絡が遅くなればなるほど、多くの人たちに迷惑をかけてしまいます。
よって、内定辞退の連絡は、とにかく早めにするように心掛けましょう。
その方が先方も助かりますし、何より自分の心のモヤモヤを解消できます。
気持ちを切り替える意味でも、内定辞退の連絡は早めに入れることをオススメします。
承知しました。
夜中の23時ですが、今から内定辞退の電話をします!
いえ、その場合は明日にしてください…。
以上、またお会いしましょう。