こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「退職の申し出をしたいけど、上司から怒られるんじゃないかと不安で、なかなか言い出せない…」
「直属の上司と全くそりが合わず、退職の申し出をしたらケンカになりそうだ…」
退職を検討しているのであれば、このような悩みをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
退職は当の本人だけでなく、職場にとっても一大事です。
それゆえに、「退職の申し出をした途端に、上司から怒られるんじゃないか?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
とはいえ、退職の申し出をしなければ、いつまで経っても退職することはできません。
果たして退職の申し出が言い出しづらい時は、どうすればいいのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきます。
一応、私も転職歴は4回あり、退職の申し出については何度も経験してきているので、多少の参考にはなるかと…。
退職の申し出が言い出しづらい時は、「三者面談」方式がオススメ
「退職の申し出が言い出しづらい…」
このようにお悩みの方には、スバリ「三者面談」方式での退職の申し出がオススメです。
私自身も退職を5回経験していますが、全て「三者面談」方式で退職の申し出を行ってきました。
そして、全てトラブルなく、スムーズに退職が受け入れられました。
よって、 退職の申し出を言い出せずに困っている方は、これからご紹介する「三者面談」方式も一度ご検討ください。
実現可能な環境であれば、かなりオススメです。
退職の申し出は最初の関門
まず前提として、退職の申し出は直属の上司に最初に伝えるのが鉄則です。
これは、ほとんどの職場で共通するルールだと思います。
とはいえ、さまざまな理由で言い出しづらい方もいらっしゃるかと思います。
例えば…、
- 直属の上司とはとにかく折り合いが悪い
- 直属の上司はすぐ感情的になるタイプである
- 直属の上司に大きな借りがある(今まで育ててもらった恩がある)
などです。
なにせ退職の申し出は、会議室などの密室で二人っきりで話すことになるため、何を言われるのかと思うと、怖くて躊躇してしまうのも無理はありません。
かくいう私も、直属の上司とは折り合いが悪く、しかもすぐ感情的になるタイプの方が多かったので、その不安はよくわかります。
しかしながら、退職の申し出は最初の難関であり、これをクリアしないと先へは進めません。
最初の難関でつまづいてしまうとその後の予定にも狂いが生じてしまうため、退職を決意したなら、なるべく早めに退職の申し出を行うべきでしょう。
退職の申し出期間は、職場の就業規則によって異なります(通常は退職の1~2ヶ月前)が、引継ぎなどの問題もありますので、なるべく早めに伝えておくに越したことはありません。
退職申し出の「三者面談」の理想形
それでは本題に戻って、「三者面談」の具体的な進め方について見ていきましょう。
「三者面談」の理想は、直属の上司とさらにその上司の形式です。
例えば、直属の上司が課長の場合であれば、その上の部長も交えて面談をセッティングするのです。
これが理想の形だと思います。
※いきなり階層的に上すぎる方(社長など)の同席は、避けた方がいいでしょう。
ただ、この辺りは職場の規模や風土などで千差万別だと思いますので、ご自身の職場の組織図を参照しながら、慎重にご判断ください。
退職の申し出を「三者面談」方式で行っても、特に問題なし
しかしここで、「そもそも『三者面談』方式は、NGではないか?」という疑問を持たれる方も、中にはいらっしゃるかもしれません。
ただ、この点については、特に問題はありません。
なぜなら、直属の上司に伝えれば、どっちみちその上の上司にもすぐに伝わる話だからです。
特殊な事情がなければ、両者に同時に伝えることは、組織体系的にも倫理的にも問題はないと思います。
よって、特に気にせず三者面談のセッティングを進めていきましょう。
ただし、直属の上司をすっ飛ばしてそれ以外の方に最初に伝えてしまうのはNGなため、十分にご注意ください。
退職の申し出を「三者面談」方式で行うことのメリット
では、実際に退職の申し出を「三者面談」方式で行うことには、どのようなメリットがあるのでしょうか?
具体的には、以下の3つのメリットが挙げられます。
- 感情論になるのを防げる
- 冷静沈着な管理職に同席してもらえる
- 上の上司が同席していると、直属の上司は何も言えなくなる
①感情論になるのを防げる
「三者面談」のメリットとして最初に挙げられるのは、感情論になるのを防げる点です。
1対1の二人だけの対話では、どうしても感情論になりがちです。
ただでさえふだんから合わない上司から感情的に言われてしまうと、こちらも今まで溜まりに溜まっていた感情が爆発してしまい、怒鳴りあいのケンカに発展してしまうかもしれません。
そこまでいかなくても、1対1の対話では感情論になってしまう可能性が高く、冷静な話し合いは難しいでしょう。
その点、三者で話し合うのであれば、そういった事態は防ぐことができます。
第三者が同席していれば、感情論になる可能性はグッと下がるハズです。
②冷静沈着な管理職に同席してもらえる
「三者面談」の2つ目のメリットは、冷静沈着な管理職に同席してもらえる点です。
直属の上司は、プレイングマネージャー的な立ち位置の方が多いかと思います。
現場についてよく理解しているがゆえに、感情的になってしまうこともあるでしょう。
しかし、その上の上司であれば、純粋な管理職であることが多いかと思います。
純粋な管理職の方は、冷静沈着ですぐ感情的にはなることは少ない(…ハズ)です。
そういう方が同席してくれるだけで、建設的な話し合いができる可能性はグッと高まります。
③上の上司が同席していると、直属の上司は何も言えなくなる
「三者面談」の3つ目のメリットは、上の上司が同席していると、直属の上司は何も言えなくなる点です。
正直、これが一番大きいと思います。
ふだんは口うるさい直属の上司も、その上の上司が同席すると一気に口数が減ります。
私の実体験からも、三者面談の最中は直属の上司も色々と言いたそうな顔はしていましたが、基本はダンマリです(私の経験上、100%!)。
面談中は退職理由など色々と聞かれますが、それも上の上司の主導で進むため、とてもスムーズにいくかと思います。
そして、いざ上の上司から「わかった!」と了承が得られれば、それで全て丸く収まります。
これで万事解決です。
上司の決定に意見できるサラリーマンは、まず存在しませんので…。
まとめ:円満退職を目指すなら、退職の申し出はお早めに
最後にまとめておきます。
◆退職の申し出を「三者面談」方式で行うことのメリット
- 感情論になるのを防げる
- 冷静沈着な管理職に同席してもらえる
- 上の上司が同席していると、直属の上司は何も言えなくなる
もちろん職場の風土や文化、組織体系によっては難しい場合もあるかとは思いますが、状況的に可能であれば、ぜひとも「三者面談」方式もご検討ください。
地味ですが、かなり効果的です。
繰り返しになりますが、退職の申し出は最初の難関です。
ここでつまづいていると、引継ぎなどの問題で、他の方々にも迷惑がかかる可能性もあります。
円満退職を目指すなら、退職の申し出はなるべく早めに伝えることを心掛けましょう。
承知しました。
私も今の『自宅警備員』を辞める時は、早めに退職の申し出をするようにします!
まずはどこかに就職してください…。
以上、またお会いしましょう。