こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「正社員になりたいけど、非正規雇用から正社員への転職はハードルが高いのかな?」
非正規雇用から正社員への転職を検討しているのであれば、このようにお悩みの方も多いかと思います。
非正規雇用者と正社員の賃金格差が大きいことは、周知の事実です。
今後どう変化するかはわかりませんが、少なくとも現時点においては、正社員の方が安定していることは間違いないでしょう。
しかし巷では、非正規雇用から正社員への転職に対して「難しい」「ハードルが高い」という声が多く、不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
果たして非正規雇用から正社員への転職は、本当にハードルが高いのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
一応、私も転職歴は4回あり、30代で非正規雇用(契約社員)から正社員への転職を成功させた実績もありますので、多少の参考にはなるかと…。
非正規雇用から正社員への転職はハードルは高いが、不可能ではない
さて、さっそく私なりの結論を申し上げますと、
「非正規雇用から正社員への転職はハードルが高いものの、決して不可能ではない」
です。
転職市場において、「正社員→正社員」よりも「非正規雇用→正社員」の転職の方が難易度が難しいのは間違いないでしょう。
しかしながら、あくまでハードルが高いだけであって、決して不可能なわけではありません。
実際、非正規雇用から正社員への転職を成功させている人は数多く存在します。
かくいう私も、その一人です(※しかも私の場合は、30歳を超えてからです)。
よって、しっかりと戦略を立てて行動していけば、非正規雇用から正社員への転職は十分に可能です。
これから順を追って、ご説明します。
非正規雇用から正社員への転職のハードルが高い理由
そもそもですが、なぜ非正規雇用から正社員への転職はハードルが高いと言われるのでしょうか?
冒頭でも述べた通り、非正規雇用者と正社員の賃金格差は大きく、企業側としても非正規雇用で人材を集めた方が人件費を削減できます。
そうなってくると、前職が非正規雇用であった人間をわざわざ正社員で採用しようと考える企業が少ないのも、当然と言えば当然かもしれません。
また、正社員は非正規雇用とは違い、定年まで働くことを前提とした「無期雇用」であるため、企業側も正社員採用には慎重になりがちです。
そうなってくると、前職が非正規雇用であった人間をわざわざ正社員で採用しようと考える企業は、これまた少なくなってくるでしょう。
以上のような企業側の理由から、非正規雇用から正社員への転職はハードルが高くなる傾向にあります。
しかし裏を返せば、一度正社員としての勤務実績ができれば、正社員転職のハードルは下がるとも言えます。
前職が正社員であった人間に対して、企業側も「今回は非正規雇用での採用でいいですか?」と打診するのは難しいハズです(※本人が希望しているのであれば、話は別ですが…)。
実際、私もハードルが高いと感じたのは最初だけで、一度正社員としての勤務実績ができれば、正社員の雇用形態を維持することはそれほど難しくありませんでした。
であれば、非正規雇用から正社員への転職を狙うのであれば、正社員としての勤務実績か、それに近いアピール材料(スキルや資格等)を作るのが有効と言えます。
次章において、その具体的な方法を解説していきます。
非正規雇用から正社員への転職を成功させる方法
では、非正規雇用から正社員への転職を成功させるためには、具体的にどうすればいいのでしょうか?
そこで本章では、非正規雇用から正社員への転職を成功させる方法を見ていきましょう。
具体的には、以下の3つです。
- 現職で正社員登用を目指す
- アピールに繋がる資格を取得する
- ポテンシャル採用を行っている企業への転職を狙う
①現職で正社員登用を目指す
現職に正社員登用制度があるのであれば、現職で正社員登用を目指すのも1つの選択肢です。
前述の通り、一度正社員の実績を作ってしまえば、それ以降は正社員の雇用形態を維持しやすくなります。
よって、現職で正社員としての勤務実績を作った後に、より条件の良い職場に正社員として転職を狙うのも戦略としてはアリでしょう。
ただし、中には正社員登用制度はあるものの、過去に正社員に登用された人がいないなど、制度自体が形骸化している職場もあるため、注意が必要です。
現職で正社員登用を目指すのであれば、必ず制度の詳細や過去の実績等を確認するようにしましょう。
制度が形骸化しているような職場では、何かと理由を付けて正社員登用を先延ばしにしてきます。
そのような職場であれば、早々に見切りをつけた方がいいでしょう。
②アピールに繋がる資格を取得する
また、正社員として採用してもらえるよう、アピールに繋がる資格を取得するのもオススメです。
前述の通り、正社員は定年まで働くことを前提とした「無期雇用」であるため、企業側も正社員採用には慎重になりがちです。
とはいえ、採用担当者の興味を引くようなアピールポイントがあれば、正社員未経験であっても正社員として採用される可能性は十分にあるでしょう。
その際に資格を保有していれば、強力なアピールポイントとして活用できます。
中には、資格保有者をかなり優遇してくれる職場や採用担当者も存在するため、資格を取得すれば可能性が一気に広がることもあります。
もちろん資格の取得には時間やコストを要しますが、一度検討する価値はあるでしょう。
実際、私も資格を保有していたことで、選考で優遇されたケースは多くありました。
▼転職における資格取得の有用性については、下記の記事をご参照ください。
③ポテンシャル採用を行っている企業への転職を狙う
現職で正社員登用を目指したり資格を取得したりせずとも、そのまま非正規雇用から正社員への転職を目指すことも可能です。
ただし、やみくもに転職活動を続けるだけではやはり厳しいため、その場合はポテンシャル採用を行っている企業への転職を狙うのが得策でしょう。
ポテンシャル採用とは、応募者の現時点でのスキルや経験よりも、人柄や潜在能力といった今後の成長性を重視する採用手法のことです。
ポテンシャル採用を行っている企業であれば、正社員経験がなかったとしても、熱意があれば採用される可能性は十分にあります。
近年は正社員未経験者やフリーター向けの転職エージェントも増えているため、これらのサービスも積極的に活用していけば、成功率はさらに上がるでしょう。
▼非正規雇用から正社員への転職を目指す人にオススメの転職エージェントについては、下記の記事をご参照ください。
まとめ:非正規雇用から正社員への転職を成功させるためには、戦略が重要
最後にまとめておきます。
- 非正規雇用から正社員への転職はハードルが高いものの、決して不可能ではない
- 前職が非正規雇用であった人間をわざわざ正社員で採用することはリスクがあるため、企業側も慎重になりがちである
- 非正規雇用から正社員への転職を狙うのであれば、正社員としての勤務実績か、それに近いアピール材料を作るのが有効である
◆非正規雇用から正社員への転職を成功させる方法
- 現職で正社員登用を目指す
- アピールに繋がる資格を取得する
- ポテンシャル採用を行っている企業への転職を狙う
繰り返しになりますが、非正規雇用から正社員への転職はハードルが高いものの、決して不可能ではありません。
しっかりと戦略を立てて進めていけば、非正規雇用から正社員への転職を狙うことは十分に可能です。
逆に言えば、何の戦略も立てずにやみくもに行動するだけでは、いつまで経っても正社員になれない可能性があります。
やはり非正規雇用から正社員への転職を成功させるためには、戦略が重要と言えます。
当然と言えば当然かもしれませんが、まずはしっかりと自己分析と現状分析を行い、戦略を立てていきましょう。
正しい努力を続けていれば、いずれ光も差し込んできます。
以上、またお会いしましょう。