こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「転職で内定を得るためには、何社くらいに応募すればいいの?」
転職を検討中、もしくは既に転職活動中であれば、このような疑問をお持ちの方も多いかと思います。
転職活動において「応募は何社まで」といったルールはないため、同時に何社に応募しようとも特に問題はありません。
多く応募すれば、それだけ内定を得られる確率も高くなるでしょう。
とはいえ、スケジュールや選考準備の都合上、むやみやたらに応募していてはパンクしてしまいます。
果たして、転職活動では何社くらいに応募するのが適切なのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
一応、私も転職歴は4回あり、個人事務所や中小・上場企業などのさまざまな職場を転々としてきたので、多少の参考にはなるかと…。
転職における応募社数は特に気にする必要なし
「転職活動では何社くらいに応募するのが適切なのか?」
この点について、さっそく私なりの結論を申し上げますと、
「わからん」
です。
え?
ん?
………。
………。
いえ、ふざけてはいません。
というのも、何社の応募で内定を得られるかは、本人の年齢や経歴、職種・業種、社会情勢などによって変わってくる以上、一概に何社が適切とは言い切れないからです。
実際、転職における平均応募者数については、マイナビグループの調査によると『8.4社』(参照:株式会社マイナビ『転職動向調査 2022年版(2021年実績)』)、パーソルグループの調査によると『27.0社』(参照:doda『転職成功者の「平均応募者数」』)となっており、かなりの開きがあります(※)。
※…マイナビグループは2021年の実績、パーソルグループは2023年の実績を基に算出しています。
以上の点から、「転職活動における応募社数については、特に気にする必要がない」というのが私の持論です。
転職活動は、決してスピードを争っているわけではありません。
もちろん早めに内定を獲得できるに越したことはないですが、最終的に納得のいく転職ができれば、「何社応募したか」は大した問題ではないかと思います。
転職における応募社数は20社が1つの目安
さて、いくら「応募社数については特に気にする必要がない」とは言っても、転職における平均的な応募社数について気になる方も多いかと思います。
この点については、一般的な内定獲得率から1つの目安を算出することが可能です。
◆一般的な内定獲得率
一般的な通過率 | |
---|---|
書類選考 | 約30% |
面接(一次・二次) | 約30% |
最終面接 | 約50% |
内定 | 約4.5% |
上記の通り、書類選考の一般的な通過率は約30%、面接(一次・二次)の一般的な通過率も約30%、さらに最終面接の一般的な通過率は約50%と言われているため、一般的な内定獲得率は30%×30%×50%で約4.5%となります。
一般的な内定獲得率が5%弱ということであれば、単純計算でだいたい20社応募すれば1社から内定を得られることになります。
よって、転職における応募者数については、20社が1つの目安になると言えるでしょう。
とはいえ、これはあくまで目安です。
仮に20社応募して内定を得られなかったとしても、落ち込む必要は全くありません。
転職には運やタイミングの要素もありますので…。
複数応募で失敗しないためのポイント
前述の通り、一般的な内定獲得率は5%弱と、なかなか厳しい数値です。
そのため、転職活動をスムーズに進めるには、複数社に応募して同時に選考を受けるのが基本となります。
とはいえ、複数応募するとなると、面接のバッティング防止や選考の準備期間など、スケジューリングには色々と注意が必要です。
そこで本章では、複数応募で失敗しないためのポイントをご紹介します。
具体的には、以下の3つです。
- 応募先に優先順位をつけておく
- 求人情報で選考スケジュールを把握しておく
- 転職エージェントを活用する
①応募先に優先順位をつけておく
書類選考の一般的な通過率は約30%ということもあり、応募した企業の全てが書類選考を通過することは基本的にはない、と考えておいた方がいいでしょう。
とはいえ、タイミングによっては、予想以上に書類選考を通過できることもあるかもしれません(※逆もしかりですが…)。
そのような事態も想定して、あらかじめ応募先に優先順位をつけておくことをオススメします。
優先順位をつけておけば、優先度の高い応募先から面接のスケジュールを組んだり、選考準備を進めたりすることができ、スケジューリングがスムーズになります。
万が一、面接がバッティングしたとしても、優先順位が明確になっていれば、優先順位の低い応募先の面接を日程変更すればいいため、慌てずに済むでしょう。
▼面接の日程変更をしたい場合には、下記の記事をご参照ください。
②求人情報で選考スケジュールを把握しておく
複数応募で失敗しないためには、あらかじめ求人情報で選考スケジュールを把握しておくことをオススメします。
多くの求人情報においては、以下のような大まかな選考スケジュールが記載されています。
◆選考スケジュールの記載例
もちろん、全ての求人情報に記載があるとは限りませんが、今後の流れについて把握できていれば、書類選考通過後のスケジューリングもしやすくなるハズです。
もし求人情報に選考スケジュールの記載がない場合には、面接に呼ばれた際に今後の流れについて聞いてみるのも1つの手です。
③転職エージェントを活用する
転職活動のスケジューリングが苦手な方は、転職エージェントを活用するのもオススメです。
転職エージェントはサポートの一環として、応募先企業との面接の日程調整も代行してくれるため、一人で転職活動を進めるよりも手間が省けます。
万が一、仕事で予期せぬトラブルが発生して面接の参加が難しくなった場合であっても、エージェントが交渉してくれるため、安心です。
その他、求人の紹介や選考対策も受けられるため、転職活動を効率的に進めたいのであれば、転職エージェントの活用も検討してみましょう。
▼オススメの転職エージェントついては、下記の記事をご参照ください。
まとめ:最終的に納得のいく転職先が見つかればOK
最後にまとめておきます。
- 転職活動における応募社数については、特に気にする必要はない
- 転職における平均応募者数については、20社が1つの目安となる(※ただし、あくまで目安である)
◆複数応募で失敗しないためのポイント
- 応募先に優先順位をつけておく
- 求人情報で選考スケジュールを把握しておく
- 転職エージェントを活用する
繰り返しになりますが、転職活動において応募社数を気にする必要はありません。
何社受けようが最終的に納得のいく転職先が見つかれば、それでいいのです。
周囲の意見に流されずに、自分のペースで粘り強く転職活動を続けていきましょう。
転職活動に焦りは禁物です。
以上、またお会いしましょう。