こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
社内メールの文頭で必ず「お疲れ様です」と入れてくる人がいますが、アレって必要なんでしょうか?
例えば、こんな感じです。
「Bさん、お疲れ様です。
明後日の打ち合わせの資料をお送りしますので、ご確認のほどよろしくお願いします。」
「Aさん、ありがとうございます。
すみません、添付資料のパスワードを教えていただけないでしょうか?」
「Bさん、お疲れ様です。
大変失礼しました。
パスワードは『〇〇〇』です。」
「ありがとうございます。
確認できました。
ところで3ページ目の●●ですが、これは~~~?」
「Bさん、お疲れ様です。
ご質問の件ですが、~~~。」
「ありがとうございます。
理解できました。
なお、当日は午前中に××会社とのWeb会議があるため、~~~。」
「Bさん、お疲れ様です。
承知しました。
それでは当日よろしくお願いします。」
いや、何回「お疲れ様です」を連呼するんですか?
まぁ…、最初のメールはいいとしても、その後のメールのラリーでいちいち「お疲れ様です」を入れる必要はあるのでしょうか?
※パスワードの添付忘れについては、ご愛嬌ということで…。
そこで今回は、みんなが気になっている(?)「社内メールで文頭の『お疲れ様です』は不要説」について考えていきたいと思います。
一応、私も人事部としての実務経験が8年近くあり、社内メールのやり取りには人一倍気を付けなければいけない立場にいたので、多少の参考にはなるかと…。
「お疲れ様です」と連呼されても、そんなに疲れてねーし
そもそも「お疲れ様です」は、相手の労をねぎらう意味で使う言葉です。
しかしながら、メールの文頭で使われている「お疲れ様です」は、「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」などの挨拶の代用的な意味合いで使われています。
もちろん挨拶である以上、特に失礼というわけではないですが、本来は相手の労をねぎらう意味の言葉です。
そのため、例えば昨日たっぷり寝て久々に元気いっぱいの朝に、メールで何度も「お疲れ様です」と連呼されると、「いや、そんなに疲れてねーし…」と感じることもあるかもしれません。
………。
………。
そんな風に思うのは、私だけでしょうか?
ただ、あまりに「お疲れ様です」を連呼すると、「どんだけ疲れてると思われているんだよ?」という風に受け取られる可能性も0ではないと思います。
目上の方に「お疲れ様です」を省略しても失礼ではない
さて、この説の最大の論点(?)は、「『お疲れ様です』を省略したら、失礼なのではないか?」という点だと思います。
同僚や後輩に対してならそれほど抵抗はないかもしれませんが、目上の方に対しては失礼ではないかと不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、この点については、目上の方に「お疲れ様です」を省略しても特に失礼にはあたらない、というのが私の持論です。
その理由としては、日常会話においても途中でいちいち挨拶は入れないことが挙げられます。
例えば、こんな感じです。
B部長、お疲れ様です。
昨日のC社との打ち合わせの議事録をお渡しします。
ああ、Aさん、お疲れ様。
打ち合わせはどうだった?
B部長、お疲れ様です。
はい、特に問題もなく今のところ順調です。
それは良かった。
Dさんは何も言ってなかった?
B部長、お疲れ様です。
はい、最近はDさんも協力的です。
なら、良かった。
引き続き頼むよ。
B部長、お疲れ様です。
かしこまりました。
なんでコイツは、いちいち挨拶してくるんだ?
こんな感じで、日常会話の途中でいちいち挨拶を入れたら違和感しかありません。
よって、日常会話と同様にメール内で「お疲れ様です」を省略しても、特に失礼にはあたらないでしょう。
メールは簡潔に内容を伝えることをより重視すべし
また、ビジネスメールは簡潔にまとめるのが鉄則であり、それは目上の方に対しても同様です。
むしろ目上の方に対しては、簡潔に内容を伝えることをより重視すべきでしょう。
特に役員クラスのような頭の回転の速い方は、回りくどいメールを嫌う傾向があるため、さっさと結論から書いた方が好まれるハズです。
以上の点からも、文頭の「お疲れ様です」は、不要なものと言えます。
▼ビジネスメールを簡潔にするコツについては、下記の記事をご参照ください。
まとめ:「お疲れ様です」を省略したからといって、怒られることはない
さて、ここまでの内容をまとめると、
「社内メールで文頭の『お疲れ様です』は不要説」 ⇒ 正しい
と、結論付けることができると思います。
私もこの説を支持するようになってからは、どんなに目上の方であっても「お疲れ様です」を省略するようにしましたが、それで怒られたことは一度もありません。
※他のことでは、しょっちゅう怒られていましたが…。
別に無理して省略する必要はありませんが、日頃から疑問を持たれている方は、ぜひこの機会に実践されてみてはいかがでしょうか?
もしかしたら、少しだけ仕事の効率が上がるかもしれませんよ?
▼文末の『以上、よろしくお願いします』の要否については、下記の記事をご参照ください。
以上、またお会いしましょう。