こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
う~~~む。
難しい顔をされていますが、何かお悩みですか?
実は、週明けから次の転職先での勤務が始まるのですが、初日の挨拶をどうすればいいのか迷っているのです。
確かにそれは悩みますね。
顔と名前を覚えてもらうためにも、挨拶の時に思い切って巨人化でもした方がいいのでしょうか?
とりあえず、それはやめてください…。
転職初日の最大の山場は、やはり最初の入社挨拶ではないでしょうか?
挨拶するタイミングは職場によって異なるでしょうが、たいていは多くの人が集まる朝礼のような場で挨拶をすることになるかと思います。
ただでさえ初出勤で緊張MAXの状態なのに、そんな状態で大勢の前で挨拶をしなければならないとなると、これは一大事です。
それに、入社挨拶は職場内の方々との最初の接点になるため、なるべく好印象を持たれたいと思うのが人情でしょう。
とはいえ、変にウケを狙った挨拶をして、場の空気が微妙になる事態は避けたいところです。
果たして転職初日の挨拶は、どのようにすればいいのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
一応、私自身も転職を4回しており、さらに人事部として中途入社の方の入社挨拶にもよく立ち会っていたので、多少の参考にはなるかと…。
▼転職後の放置についてお悩みの方は、下記の記事をご参照ください。
転職初日の挨拶は無難なものでいい
さて、さっそく私なりの結論を申し上げますと、
「転職初日の挨拶は無難なものでいい」
です。
具体的には、
- 名前
- 意気込み
以上の2点を話せば、十分だと思います。
例えば、こんな感じです。
おはようございます。
本日入社いたしました〇〇〇〇(フルネーム)と申します。
配属先は△△部です。
至らぬ点もあるかとは思いますが、一日でも早く仕事に慣れて戦力となれるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
このような内容でゆっくり話してお辞儀などの動作もゆっくり行えば、何とか1分弱は稼げると思います。
とりあえずは、こんな感じで問題ないかと思います。
※できれば、声のトーンや顔の表情にも注意しましょう。
中には、「無難ではあるけれど、こんな味気ない内容で本当に大丈夫なの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに無難であるがゆえに、印象としてはかなり薄いでしょう。
しかし私の経験上、これくらい無難なものでも問題ないと思っています。
どういうことか、これから順を追ってご説明します。
転職初日の挨拶が無難なものでいい理由
ではなぜ、転職初日の挨拶は無難なものでいいのでしょうか?
理由としては、以下の3つが挙げられます。
- 職場の雰囲気がわからないうちに個性を出し過ぎるのはリスクがあるから
- 中途入社者に対して周りはそれほど興味がないから
- 忙し過ぎて周りはそれどころじゃない可能性があるから
①職場の雰囲気がわからないうちに個性を出し過ぎるのはリスクがあるから
「人は共通点があると好意を持たれやすくなる」と言われています。
そのため、入社挨拶時に趣味などの話を盛り込むのも効果的ではあるとは思いますが、必ずしもそれがプラスになるとは限りません。
例えば、「私は野球観戦が趣味で、巨人の大ファンです」と挨拶したとしても、そもそも野球好きがその職場にいないかもしれませんし、もしかしたらその職場の全員が熱狂的な阪神ファンである可能性もあります(※かなり極端なケースですが…)。
あなたに何の悪気がないとはわかっていても、職場の雰囲気にそぐわない話をしてしまうと、何とも微妙な空気になってしまうリスクがあります。
職場の雰囲気というのは、ある程度働いてみないとわからないものです。
であれば、職場の雰囲気がわからないうちに自分の個性を出し過ぎるのはリスクがあると言えるでしょう。
②中途入社者に対して周りはそれほど興味がないから
ここで1つ悲報です。
残念ながら、中途入社者に対して周りはそれほど興味がありません。
もちろん職場によって差はあるでしょうが、中途入社が多い職場ではその傾向が強くなります。
従業員A:「ん、また誰か入ったのか?」
従業員B:「さて、今度のヤツは何日もつやら…」
例えば、こんな感じで(いや、これはなんかブラックっぽくて極端ですが…)。
中には興味を持ってくれる人もいるかもしれませんが、中途入社者に対する興味や信頼は基本的にはほぼ0と思った方がいいでしょう。
であれば、無理して印象を残そうとするよりは、無難な挨拶にしておいた方がいいかと思います。
③忙し過ぎて周りはそれどころじゃない可能性があるから
ここでさらに、もう1つ悲報です。
実は、あなたが挨拶をする時は、職場が殺伐としている可能性があります。
というのも、初出勤日というのは、月初や週明けであることが多いからです。
職場にもよりますが、だいたいどこの職場も月初や週明けは大忙しのハズです。
そんなてんてこ舞いの状況の中で、あなたの挨拶を悠長に聞いている余裕はありません。
もちろん一生懸命あなたが挨拶している時は、周りはちゃんと聞いてくれるでしょうが、実はそれはフリであって、頭の中は業務のことでいっぱいである可能性もあります。
であれば、入社挨拶でベラベラと喋るよりかは、簡潔に済ませた方が無難と言えるでしょう。
転職初日の挨拶で笑いを取りたい場合には?
さて、そうは言ってもせっかくの転職初日の挨拶なので、できれば好印象を残したいと思う方もいらっしゃるかと思います。
もし転職初日の挨拶で笑いを取ることができれば、あなたへの好感度はグッと高まるでしょう。
そこで本章では、これまで私が実際目にしてきた「これは、ウマい!」と思った入社挨拶の例をご紹介します。
具体的には、以下の通りです。
- 自分の名前をネタにした挨拶
- その日の天気をネタにした挨拶
もし応用ができそうであれば、参考にしてみてください。
私は結局、ヒヨって実行できませんでしたが…。
まぁ…、あなたのノミの心臓なら当然でしょうね。
①自分の名前をネタにした挨拶
これは、実際に私が見た中途入社の方の例です。
その方の名前は、当時大ヒットしたTVドラマの『半沢直樹』と名前が似ていたため、それをネタにしたのです。
おはようございます。
本日入社いたしました〇〇〇〇(半沢直樹似の名前)と申します。
半沢直樹ではなく、〇〇〇〇と申します。
倍返しもいたしません。
場内は爆笑!
その方が強烈な印象を残したのは、言うまでもありません。
他の例では、珍しい名前の方がそれをネタにして笑いを取っていたこともあります。
私の経験上、自分の名前をネタにすれば高確率でウケます。
加えて、自分の名前も非常に覚えられやすくなります。
しかもネタにするのは自分の名前なので、基本的には誰も傷つけないハズです(※その職場に同姓同名でもいない限りは…)。
もちろんリスクは0ではありませんが、応用が可能であれば、個人的には試してみる価値はあるかと思います。
②その日の天気をネタにした挨拶
これも、実際に私が見た中途入社の方の例です。
その方の入社初日はあいにくの大雨(しかも月曜日)であったため、職場内の雰囲気は非常にどんよりしていましたが、その方はそれをうまくネタにしたのです。
おはようございます。
本日入社いたしました〇〇〇〇と申します。
本日が初出勤ということで、天候にも非常に恵まれ、私の心は今日の空のように晴れ晴れとしております。
これも大ウケ!
話し方がうまかったというのもありますが、逆境を活かした機転の良さは、私も含めた多くの人間に「コイツはデキる!」と思わせました。
よく天気の話は鉄板といいますが、これは転職初日の挨拶でも同様かと思います。
当日の天気はコントロールできない、難易度は高いとは思いますが、可能であれば試してみてもいいかもしれません。
まとめ:仮に入社挨拶を失敗しても挽回の余地はいくらでもある
最後にまとめておきます。
◆転職初日の挨拶が無難なものでいい理由
- 職場の雰囲気がわからないうちに個性を出し過ぎるのはリスクがあるから
- 中途入社者に対して周りはそれほど興味がないから
- 忙し過ぎて周りはそれどころじゃない可能性があるから
◆笑いを取れる(かもしれない)転職初日の挨拶
- 自分の名前をネタにした挨拶
- その日の天気をネタにした挨拶
確かに入社挨拶は転職初日の一大イベントですが、無理に気負う必要はありません。
中身の薄い無難な挨拶でも、全然問題なしです。
それに、いくら転職初日の挨拶が第一印象を決める場面になってしまうとはいえ、それだけであなたの評価が決まるわけではありません。
それよりも今後の業務上での接点や、ちょっとした雑談や飲み会などでのコミュニケーションの方が遥かに重要です。
万が一、入社挨拶を失敗してしまったとしても、その後にいくらでも挽回の余地はあります。
なので、まぁ…、あまり心配する必要もないかと思います。
それで、あれから転職初日の挨拶は無事にできたのですか?
いやぁ、よく考えたら次の転職先の『自宅警備員』は私以外に誰もいないため、初日の挨拶は必要ありませんでした。
………。
以上、またお会いしましょう。