こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「アルバイトでの勤務経験は、履歴書の職歴欄に書いてもいいの?」
「空白期間が長い場合は、アルバイトの経験も履歴書の職歴欄に書いた方がいいの?」
これまで正社員としての勤務経験がなかったり、空白期間が長かったりすれば、このようにお悩みの方も多いかと思います。
職歴欄は履歴書の中でも特に重要な項目であるため、なるべく充実させておきたい部分です。
とはいえ、履歴書の職歴欄にはアルバイトやパートの経験は書かないのが原則であるため、実際に書くべきかどうかは非常に悩ましいところでもあります。
果たして、アルバイトの経験も履歴書の職歴欄に書くべきなのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
一応、私も転職歴は4回あり、さらに8年近く人事部として採用する側の実情も見てきましたので、多少の参考にはなるかと…。
アルバイトの経験も履歴書の職歴欄に書くべし
さて、さっそく私なりの結論を申し上げますと、
「アルバイトの経験も履歴書の職歴欄に書くべし」
です。
冒頭でも述べた通り、確かに履歴書の職歴欄は社員としての勤務歴を記載する場所であり、アルバイトの経験は記載しないのが原則です。
しかしながら、これまで正社員としての勤務経験がなかったり、空白期間が長かったりする方であれば、アルバイトの経験であっても積極的に履歴書の職歴欄に書くべきでしょう。
どういうことか、これから順を追ってご説明します。
アルバイトの経験も履歴書の職歴欄に書くべき理由
ではなぜ、アルバイトの経験も履歴書の職歴欄に書いた方がいいのでしょうか?
理由としては、以下の3つが挙げられます。
- 自己アピールに繋がるから
- 働く意欲があることを示せるから
- 書いておいて損はないから
①自己アピールに繋がるから
まず挙げられる理由は、「自己アピールに繋がるから」です。
たとえアルバイトの経験であっても、職務経歴や実務経験であることに変わりはありません。
よって、応募先で活かせるような経験や、応募先と同じ職種や業界の経験がある場合には、積極的に書いて自己アピールに繋げるべきです。
確かに正社員での勤務歴の方が、アルバイトでの勤務歴よりも一般的な評価は高いかもしれません。
ですが、たとえアルバイトであっても応募先企業の業界や職種の経験があれば、アピールになる可能性は高いハズです。
他にも、バイトリーダーを務めた経験や表彰された経験がある場合には、大きなアピールに繋げられる可能性があります。
このように、アルバイトの経験だからといって評価の対象外になるわけではないため、積極的に履歴書の職歴欄に書いてアピールしていきましょう。
②働く意欲があることを示せるから
2つ目の理由は、「働く意欲があることを示せるから」です。
空白期間が長引くことの最大の弊害は、企業側から「働く意欲がないのではないか?」と不安視されてしまう点です。
本人は仕事に対するモチベーションが下がっていなかったとしても、空白期間が長いとどうしても採用担当者からは疑いの目を持たれてしまいます。
その点、アルバイトとはいえ社会に出て働いていたという実績があれば、働く意欲があることの何よりの証明になるハズです。
よって、長期の空白期間がある方は、アルバイトの経験も積極的に履歴書の職歴欄に書くことをオススメします。
③書いておいて損はないから
3つ目の理由は、「書いておいて損はないから」です。
何度も述べている通り、履歴書の職歴欄にはアルバイトの経験は書かないのが原則です。
しかしそれはあくまで原則であり、決して書くことがマナー違反にあたるわけではありません。
正直、選考過程においては何が評価されるかはわかりません。
闇バイトのような類でなければ、基本的にアルバイトの勤務経験がマイナス評価に繋がることはないハズです。
であれば、アルバイトの経験であっても、履歴書の職歴欄に書いておいて損はないでしょう。
履歴書の職歴欄にアルバイトの経験を書く際の注意点
実際に履歴書の職歴欄にアルバイトの経験を書く際は、いくつかの注意点があります。
具体的には、以下の2つです。
- アルバイトである旨を明記する
- 書くべき経験を取捨選択する
アルバイトである旨を明記する
履歴書の職歴欄にアルバイトの経験を書く際は、必ずアルバイトである旨を明記しましょう。
雇用形態がアルバイトであったことをぼかすために、あえてアルバイトと明記しないのはNGです。
というのも、アルバイトと明記しておかないと、採用担当者が正社員の勤務経験だと勘違いしてしまう可能性があり、面接時にアルバイトだと判明した場合には、印象が悪くなってしまうからです。
前述の通り、アルバイトの勤務経験であったとしても、評価してくれる企業は数多く存在します。
変な誤解を生じさせないためにも、アルバイトである旨は必ず明記しておきましょう。
アルバイトだからといって、変な後ろめたさを感じる必要はありません。
書くべき経験を取捨選択する
前章において、「アルバイトの経験であっても、履歴書の職歴欄に書いておいて損はない」と述べましたが、だからといって何でもかんでも記載するのはオススメできません。
というのも、職歴欄の記載項目が多すぎるとアピールしたいポイントがぼやけてしまい、採用担当者にうまく伝わらない可能性があるからです。
確かにいくつものアルバイトを経験してきた人であれば、それらを全て記載すれば、職歴欄もそれなりに充実するかもしれません。
しかしながら、情報量が多すぎてアピールポイントがぼやけてしまっては、本末転倒と言えます。
よって、アルバイトの勤務経験が多い方であれば、書くべき経験を取捨選択し、自己アピールに繋がりそうなものから優先的に書くようにしましょう。
結果的に、その方が魅力的な履歴書になるハズです。
残念ながら、多くの採用担当者はそれほどじっくりと履歴書を見ていません。
そのため、採用担当者の目に留まりやすいよう、職歴欄をコンパクトにまとめることも大切となります。
なお、記載を省略することで空白期間が目立つのを避けたい場合には、下記のようにまとめて記載する方法がオススメです。
年 | 月 | 職歴 |
20✖✖ | ✖ | ●●株式会社 他 3社にてアルバイト勤務 |
現在に至る |
まとめ:アルバイトの経験を評価するのは、あくまで採用者側
最後にまとめておきます。
◆アルバイトの経験も履歴書の職歴欄に書くべき理由
- 自己アピールに繋がるから
- 働く意欲があることを示せるから
- 書いておいて損はないから
人によっては、「アルバイトの経験に果たして価値はあるのか?」と不安になることがあるかもしれません。
ですが、アルバイトの経験を評価するのは、あくまで採用者側です。
何が評価されるかは、実際に応募してみないとわかりません。
書類選考の通過率を上げたいのであれば、変な先入観を持たず、アピールに繋がりそうなものは積極的に記載していきましょう。
私は『自宅警備員』として長期のアルバイト経験があるのですが、全く評価してもらえません。
この場合は、どうすればいいのでしょうか?
………。
以上、またお会いしましょう。