こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「今の時代は本のまとめ動画も充実しているから、わざわざ読書をする必要はないのでは?」
本のまとめ動画をよく視聴しているであれば、このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
読書の多大なメリットについては、今さら疑いようのないことでしょう。
しかしながら、最近は自己啓発系やビジネス系のジャンルの1つとして、本のまとめ動画の数も急速に増えています。
動画の数が増えれば自ずと競争も激しくなってくるため、それに比例するように各動画の質もどんどん向上してきています。
さらに今後は5Gも普及していくでしょうから、この傾向はさらに加速するかもしれません。
このように、今はわざわざ読書をしなくても、まとめ動画で十分に本の内容を学べる時代になりつつあります。
果たしてこのような状況においても、あえて読書をする必要はあるのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
私自身、読書を習慣化できたのはつい最近(2020年頃)ですが、現在は年間50冊ほどの本を読んでいるため、多少の参考にはなるかと…。
▼電子書籍と紙の本の比較については、下記の記事をご参照ください。
結論は読書をする必要性は大いにあり
さて、さっそく私なりの結論を申し上げますと、
「読書をする必要性は大いにあり」
です。
もっと言えば、今の時代はもちろんのこと、今後どんなに時代が進化したとしても、読書の必要性が失われることはないでしょう。
これは、ほぼ間違いないかと思います。
もちろん本のまとめ動画の有用性を否定するわけではありませんが、動画の質がどんなに高まったとしても、読書が不要になることはないかと思います。
どういうことか、順を追ってご説明します。
読書VSまとめ動画
本題に入る前に、まずは読書とまとめ動画について、「コスト」「時間」「労力」「わかりやすさ」の面で比較してみましょう。
「コスト」について
まとめ動画は基本的に無料です。
厳密には通信費がかかりますが、その額は微々たるものでしょう。
一方、読書は本を購入する必要があるため、基本的に有料です。
図書館や電子書籍の無料キャンペーンなどを利用する手もありますが、全ての本を無料で入手することはほぼ不可能でしょう。
よって、「コスト」面においては、基本的に無料であるまとめ動画の勝ちと言えます。
読書が大事な初戦を落とす!
「時間」について
まとめ動画については、だいたい一本あたり30分前後で視聴可能です。
しかも動画を視聴する際は、必要に応じて倍速再生もできます。
一方、読書については、人によって読むスピードが違うでしょうが、一冊を1時間で読了することはほぼ不可能です。
仮に速読ができる方であっても、動画の視聴時間より早く一冊の本を読み終えることは難しいでしょう。
よって、「時間」の面においても、まとめ動画の勝ちと言えます。
読書がまさかの連敗!
「労力」について
まとめ動画は、ネットで検索して該当の動画を見つける必要がありますが、労力はそれくらいです。
一方、読書は該当の本を探し出して、実際に入手する必要があります。
ネットでも購入できるとはいえ、実際に手元に届くのには数日を要することがほとんどです。
しかも、その後も活字を目で追いかけていく必要があり、目や脳に大きな負担がかかります。
よって、「労力」の面についても、まとめ動画の方に軍配が上がるでしょう。
読書が痛恨の三タテを食らう!
「わかりやすさ」について
まとめ動画であれば、視覚と聴覚の両方に情報が入ってくるため、非常にわかりやすいと言えます。
しかも必要に応じて、配信者がオリジナルの図やグラフを用いて解説をしてくれる場合もあります。
一方、読書は基本的に活字のみで理解しなければなりません。
途中に図やイラストの解説が入る場合もありますが、大部分が活字での理解が求められるため、動画ほどの分かりやすさを備えているとは言えないでしょう。
よって、「わかりやすさ」についても、まとめ動画の圧勝と言わざるを得ません。
読書にいいところなし!
読書VSまとめ動画の試合結果
- 「コスト」 ⇒ まとめ動画の勝利
- 「時間」 ⇒ まとめ動画の勝利
- 「労力」 ⇒ まとめ動画の勝利
- 「わかりやすさ」 ⇒ まとめ動画の勝利
まとめ動画の4連勝で、日本シリーズ終了!
ん、野球?
読書の最大のメリット
ここまで見てきた通り、読書とまとめ動画では、まとめ動画の方があらゆる面で優勢でした。
こうなってくると、もはや読書の必要性はないようにも思えてきます…。
しかしながら、これらを払拭するほどの最強のメリットが読書にはあります。
それは…、
「思考力が鍛えられる」
ことです。
読書のメリットとしては、
- 語彙力が高まる
- 想像力が豊かになる
- ストレス解消になる
などが挙げられますが、正直こんなものは些細なものでしかありません(!!!?)。
思考力が鍛えられることこそが、読書の最大最強のメリットです。
このメリットがあるからこそ、読書の存在意義があると言っても過言ではないと、個人的には思っています。
読書で思考力が鍛えられる理由
ではなぜ、読書をすることによって思考力が鍛えられるのでしょうか?
それはやはり、本が活字のみの情報であるがゆえに、自分なりに解釈できるように脳を活用するからです。
本に書かれていることが複雑であったり難解であったりすればするほど、脳内でシンプルに紐解いて理解する必要があります。
身近な具体例に置き換えてみたり、あるいは過去の経験に当てはめてみたり。
方法はさまざまでしょうが、こうやって脳をフル活用することにより、思考力が鍛えられていくのです。
難しいことをそのまま難しく語ることは、誰にでもできます。
難しいことをわかりやすく嚙み砕いて語ることができる人間こそが、本当に頭のいい人間なのです。
自分なりに解釈してしまうと、本来の要点とズレてしまう可能性もあるのでは?
それはそれで構わないと思います。
解釈のしかたは、人それぞれあるハズですので。
一方、まとめ動画では視覚と聴覚に直接訴えかけてくるため、特に何も考えなくとも内容が頭に入ってきます。
加えて、肝心な本の要点は、配信者が端的にまとめてくれています。
わかりやすさという面では申し分ないでしょうが、これでは思考力を鍛えることは難しいでしょう。
よって、思考力を鍛えるという観点からすれば、読書の方に軍配が上がるのです。
思考力を鍛えておかないとどうなる?
「そもそも思考力を鍛えることに、意味なんてあるの?」という疑問もあるかもしれませんが、もちろん意味はあります。
というよりも、思考力を鍛えていないと弊害が生じます。
具体的には、思考力を鍛えておかないと、周りに流されやすい人間になってしまうのです。
世の中には、実にさまざまな考え方があります。
中には真っ向から双方がぶつかるような、正反対の考え方が併存していることもあります。
どちらの考え方にもそれなりの論理が存在するため、思考力を鍛えていないと自分の見解を持つことは難しくなるでしょう。
もちろん、必ずしも自分の見解を持つ必要はありませんが、そういうものがないと自分の中に一貫性が保てず、結果的に周りに流されやすい人間になってしまう可能性が高くなります。
よって、一本芯の通った人間になりたいのであれば、ふだんから思考力を鍛えておく必要があるのです。
まとめ:いつの時代も思考力を鍛えていない人間が損をする
最後にまとめておきます。
- 読書の最大のメリットは、思考力が鍛えられることである
- 読書をすることにより、本の内容を自分なりに解釈できるように脳を活用するため、思考力が鍛えられる
- 思考力を鍛えていないと、周りに流されやすい人間になってしまう
紙とペンがいつまでもなくならないのと同じように、たとえどんなに時代が進化したとしても、読書の必要性が失われることはないでしょう。
それだけ思考力を鍛えることは、重要なことでもあるのです。
もっと言うと、いつの時代も思考力を鍛えていない人間が損をすることになります。
不遇な人生を送りたくなければ、読書を通じて思考力を鍛えておきましょう。
読書はやはり最強の自己投資なのです。
以上、またお会いしましょう。