こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「部下や後輩にも『さん付け』をすべきなの?」
職場に勤めていると、このような疑問を抱くことがあるかもしれません。
職場での部下や後輩の呼び方に関して、特に明確なルールが存在するわけではありません。
しかしそれゆえに、部下や後輩の呼び方に関して色々と迷ってしまうのも事実です。
実際、10歳以上も離れた部下や後輩にまで『さん付け』をすることに対して、違和感を覚える方もいらっしゃるかと思います。
果たして部下や後輩に対しても、『さん付け』をすべきなのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
一応、私も転職歴は4回あり、個人事務所や中小企業・東証一部上場企業などのさまざまな職場を経験してきましたので、多少の参考にはなるかと…。
部下や後輩にも『さん付け』をすべし
さて、さっそく私なりの見解を申し上げますと、
「部下や後輩にも『さん付け』をすべし」
です。
年齢や地位は、一切関係ありません。
たとえ親子ほどの年齢差があったとしても、部下や後輩には全て等しく『さん付け』をすべきです。
これは単純に、「どんな相手であっても、最低限のリスペクトを示すべきである」という考え方も含みます。
しかしながら、実はそれ以外にも、部下や後輩を『さん付け』をすべき理由が存在するのです。
これから順を追って、ご説明します。
部下や後輩にも『さん付け』をすべき理由
ではなぜ、部下や後輩にも『さん付け』をすべきなのでしょうか?
理由としては、以下の3つが挙げられます。
- 楽だから
- 変な誤解を生まないから
- 無難だから
①楽だから
まず挙げられる理由は、『さん付け』で統一した方が楽だからです。
例えば、いくら部下や後輩であっても初対面の相手をいきなり呼び捨てにするのは、さすがに乱暴です。
呼び捨てにしてもいいのは、「それなりの信頼関係」ができてからでしょう。
しかしながら、「それなりの信頼関係」というのは、具体的にどの程度でしょうか?
信頼関係というのは目に見えるものではないため、なかなかタイミングを計りづらいものです。
もしタイミングを見誤ってしまったら、相手を変に委縮させてしまう恐れがあります。
であれば、最初から『さん付け』で統一しておいた方が楽ではないでしょうか?
上司と部下は、下の名前で呼び合うタイミングを見計らっている恋人同士ではありません(?)。
そんなことに気を揉んでいるのであれば、最初から『さん付け』で統一しておいた方が圧倒的に楽と言えるでしょう。
②変な誤解を生まないから
次に挙げられる理由は、変な誤解を生まないからです。
確かに親しい部下や後輩に対しては、『あだ名』や『ちゃん付け』で呼んだ方がお互いの信頼関係は深まるかもしれません。
しかし、それ以外の人たち、具体的には『あだ名』や『ちゃん付け』で呼ばれていない部下や後輩は、どう思うでしょうか?
中には「自分はあの人から好かれていない」といった疎外感や、「アイツばっかりひいきされている」といった嫉妬心を抱く人もいるかもしれません。
極端な話、人事評価やボーナスの査定時において、変な疑いを持たれる可能性も0ではありません。
であれば、最初から全員を『さん付け』で統一しておけば、変な誤解も生まれずに済むでしょう。
仕事でのコミュニケーションがしっかりと取れていれば、信頼関係は十分に築けます。
無理して『あだ名』や『ちゃん付け』で呼ぶ必要はないでしょう。
③無難だから
なんだかんだで最大の理由は、コレです。
部下や後輩に対しては、全員を『さん付け』で統一しておくのが一番無難だからです。
部下や後輩の立場からすれば、たとえどんなに目上の人であっても、呼び捨てや『君付け』よりは『さん付け』で呼ばれた方が気分はいいでしょう。
中には、「イケメンや美人の上司からは、呼び捨てにされた方が興奮する」という人もいるかもしれませんが(?)、基本的にはそういう人は少ない(ハズ…)です。
また、親しみを込めて『あだ名』で呼ぶ場合であっても、呼ばれている本人がそのことをどう思っているのかは、正直わかりません。
表に出さないだけで、内心では快く思っていない人も中には存在するハズです。
その点、自分のことを『さん付け』で呼ばれて、失礼だと感じる人はまず存在しません。
であれば、部下や後輩に対しては、全員を『さん付け』で統一しておくのが一番無難と言えるでしょう。
もしかしたら、将来的に部下が上司になることがあるかもしれません。
その場合であっても、『さん付け』で統一していれば変な気を遣わずに済みます。
上司の呼び方は?
ちなみにですが、上司の場合はどう呼ぶのが適切なのでしょうか?
この点については、当然と言えば当然かもしれませんが、全員『さん付け』で特に問題はないでしょう。
ただ、最近は減少傾向にあるものの、役職に就いている人に対しては「●●部長」というように、『さん付け』ではなく『名字+役職名』で呼ぶルールになっている職場も存在します。
そういった職場であれば、例外的に『さん付け』は避けるべきでしょう。
「郷に入っては郷に従え」ではありませんが、この辺りは臨機応変に対応するのが吉です。
まとめ:どんな相手にも最低限の敬意を払う姿勢が大切
最後にまとめておきます。
◆部下や後輩にも『さん付け』をすべき理由
- 楽だから
- 変な誤解を生まないから
- 無難だから
あくまで個人的な見解ですが、部下や後輩をどう呼ぶかで悩むのは、時間のムダだと思います。
そんなことで悩んでいる暇があったら、経費精算の処理でも進めてください(※念押ししておきますが、あくまで個人的な見解です…)。
社会に出れば、どんな相手にも最低限の敬意を払う姿勢が大切です。
『さん付け』は、そんな姿勢を示す第一歩になり得るでしょう。
最初は違和感があるかもしれませんが、すぐに慣れます。
別に無理して実践する必要はないでしょうが、明日からでも部下や後輩に対しては、全員『さん付け』で統一してみてはいかがでしょうか?
私は仮に社長になったとしても、この『さん付け』ルールを徹底していきます!
あなたが出世することは永遠にないので、安心してください。
以上、またお会いしましょう。