こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「何のために、こんなに毎日頑張っているのだろう?」
「なんだか人生に疲れてしまった…」
長い人生の中では、このように感じてしまう時もあるかもしれません。
学生時代は「頑張っていい企業に就職しろ」と言われ続け、社会人になれば「結婚はまだか?」「家は買わないのか?」「頑張ってもっと出世しろ」と言われ続け…。
そんな人生を歩んでいれば、ふと「何のために自分は頑張っているのか?」と感じ、人生に疲れてしまうこともあるかと思います。
そこで今回は、そんな方のために人生に疲れた時に読むべき本を1冊だけご紹介します。
3選でも5選でもありません。
紹介するのは、たった1冊です。
しかしながら、個人的にはこの1冊で十分だと思います(あくまで個人的な見解ですが…)。
人生に疲れてしまった方は、ぜひ参考にしてみてください。
私自身、読書を習慣化できたのはつい最近(2020年頃)ですが、現在は年間50冊ほどの本を読んでいるため、多少の参考にはなるかと…。
人生に疲れた時に読むべき本
それではさっそく、人生に疲れた時に読むべき本を1冊だけご紹介します。
それは…、
『あやうく一生懸命生きるところだった』
です。
本書は、韓国のフリーイラストレーターであるハ・ワン氏が著した自己啓発書で、韓国では25万部のベストセラー、日本版も9万部超を記録しています。
自己啓発書と聞くと身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、本書はどちらかというとエッセイ(著者の実体験を基に書かれたノンフィクション)であり、誰でも気軽に読むことができます。
『あやうく一生懸命生きるところだった』とは?
本書はタイトルからもわかる通り、「一生懸命に生きる=美学」という考え方に対して一石を投じた本となっています。
実際、著者のハ・ワン氏は40歳という人生の節目を迎えたことを機に、会社を辞めています。
その理由は、「これまでは一生懸命頑張ることが真理だと信じて走り続けてきたが、幸せになるどころか、どんどん不幸になっている気がする」と感じたからとのことです。
そして著者は決意しました。
「今日から必死に生きないようにしよう」
と。
以下、本書の抜粋です。
これ以上、負けたくないから、一生懸命をやめよう。
そう心に誓って、まず会社を辞めた。
そこまでする必要があるのかとも思ったが、会社に通えば自分の意思とは関係なく一生懸命生きてしまう。
朝早く起きて、満員電車でもみくちゃにされながら1時間かけて会社に行く。
それだけでも、とてつもなく必死に生きているように思えた。
だから、辞めた。
………。
………。
なんだか、妙に説得力がありますね…。
今の自分の生き方に対して息苦しさを感じている方は、決して少なくないかと思います。
「いっそのこと全てを捨て去って、自由になりたい」
そう感じても、世間の目もあり、なかなか実行に移せないのが実情です。
しかしながら、著者はいわば自らを実験台にして、世間の目を気にせずに「頑張らない人生」を目指すことにしたのです。
果たして、その後、著者はどうなったのか?
気になる方は、ぜひ実際に本書を読んで確かめてください。
まとめ:人生に疲れた時は一度立ち止まる勇気も必要
今回は以上です。
◆人生に疲れた時に読むべき本
もちろん、どんな人生を目指すかは個人の自由であり、著者も私も一生懸命生きることを否定したいわけではありません。
ただ、「一生懸命生きなければならない」と思い込むのではなく、時にはそれ以外の生き方に目を向けることも必要なのではないでしょうか?
人生に疲れた時は、一度立ち止まる勇気も必要です。
そして、「自分らしい生き方とは何か?」を考えてみてください。
自分の進みたい方向を再確認するのに、本書は最適の一冊になるかと思います。
実際、私も自分の進みたい方向を再確認して、その結果ノープランで脱サラしていますので。
あなたの場合は、ただの蛮勇のような気もしますが…。
以上、またお会いしましょう。