こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「資格を取得すると、実際にはどんなメリットがあるの?」
「逆に、資格を取得することにデメリットはあるの?」
資格取得を考えているのであれば、このような疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。
当然ながら、資格を取得するためには試験にパスしなければならず、そのためには一定の努力が必要です。
難易度は資格によってさまざまですが、一般的には難易度が高い資格ほど周りからの評価は高くなる傾向にあります。
とはいえ、苦労して資格を取得したにもかかわらず、仕事や転職において大したメリットがなければ、あまり意味はないとも言えます。
さらには資格を取得したことで、思わぬデメリットがあるかもしれません。
そこで今回は、「仕事や転職における資格取得のメリット・デメリット」をご紹介します。
資格取得を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
一応、私も日商簿記(2級と1級)と社労士の資格を取得して転職も4回していますので、多少の参考にはなるかと…。
仕事や転職における資格取得のメリット
ではまず、資格取得のメリットから見ていきましょう。
具体的には、以下の通りです。
- 転職で有利になる場合がある
- 収入が増える可能性がある
- 資格取得までの努力が評価されることもある
転職で有利になる場合がある
職種によっては、資格を取得していることで転職で有利になる場合があります。
例えば、経理系の仕事であれば簿記の資格を持っていると、転職で有利になるケースもあるでしょう。
実際、「●●の資格保有者歓迎」と書かれた求人情報を目にする機会も多いかと思います。
しかしながら、資格が本当に威力を発揮するのは、資格に加えて実務経験も有しているケースです。
資格を持っていても実務経験が無いのであれば、あまりアピールにならないこともあるため、注意が必要です。
▼資格+実務経験が強い理由は、下記の記事をご参照ください。
また、資格を持っていると履歴書の資格欄に記載できるため、履歴書の見栄えが良くなります。
書類選考の際には、多少なりとも採用担当者の目を引きやすくなるかもしれません。
とはいえ、業務にほとんど関係しない資格はアピールにはなりません。
資格欄に書ききれないくらいの資格を持っている場合には、アピールになりそうな資格から優先的に記載するようにしましょう。
収入が増える可能性がある
資格を持っていると、多少なりとも収入が増える可能性があります。
代表的なものは、やはり「資格手当」でしょう。
制度として「資格手当」が支給される職場であれば、手当のぶんだけ収入アップが見込めます。
また、手当ではないものの、資格の取得を推奨している職場であれば、受験費用等を職場が負担してくれるケースもあります。
資格の取得を検討しているのであれば、職場に資格支援のような制度がないか、一度確認おくといいかもしれません。
資格取得までの努力が評価されることもある
「資格はそのものよりも、それを取得するまでに費やしたその人の努力が評価される」と言われることもあります。
当然ながら難関資格ほど合格までの努力が必要となるため、難関資格であればあるほど、資格取得までの努力の量が評価されるケースも多くなります。
もちろん、必ずしも評価されるとは限りませんが、資格を有していれば、「困難な目標に向かって努力できる人間」という証明になることもあるでしょう。
仕事や転職における資格取得のデメリット
続いて、資格取得のデメリットについて見ていきましょう。
具体的には、以下の通りです。
- 業務量や責任が増えることがある
- 知識のアップデートが必要になる
業務量や責任が増えることがある
資格を持っていると、思わぬところで業務が降ってくることがあります。
というのも、資格を持っていると専門知識を有していると思われることが多く、関係する業務を半ば強制的に任されることもあるからです。
人から頼られるのは悪い気はしないでしょうが、想像以上に業務量や責任が増えることもあるため、注意が必要です。
また、資格を持っていると、どうしてもその分野のスペシャリストみたいなイメージを持たれてしまいます。
そのため、「その分野では知らないことはないんでしょ?」みたいに思われ、いきなり難しい質問をされた上に即答を求められることもあります…。
資格を持っているだけで先生扱いしてくる人もいますが、実際はそこまで詳しくはありませんので…。
知識のアップデートが必要になる
基本的に多くの資格は、一度取得すれば喪失することはありません。
とはいえ、「合格時の知識がそのままずっと使えるのか?」と聞かれたら、そんなことはないでしょう。
なぜなら、世の中では法改正や制度変更などが頻繁に行われており、合格時の知識では対応できなくなるケースが非常に多いからです。
合格から時間が経てば経つほど、知識は古くなっていきます。
資格の知識を仕事等で活かしたいのであれば、知識のアップデートは常に必要となるでしょう。
まとめ:本当にその資格が必要かどうか、よく考えることが重要
最後にまとめておきます。
◆仕事や転職における資格取得のメリット
- 転職で有利になる場合がある
- 収入が増える可能性がある
- 資格取得までの努力が評価されることもある
◆仕事や転職における資格取得のデメリット
- 業務量や責任が増えることがある
- 知識のアップデートが必要になる
資格を取得することにはデメリットもあるものの、基本的にはメリットの方が大きいと言えます。
よって、資格を取得したことで大きく後悔することは、あまりないかと思います。
とはいえ、資格取得のためにはそれなりの時間やお金も必要です。
資格取得を考えるのであれば、本当にその資格が必要かどうか、よく考えることが重要と言えるでしょう。
資格は仕事や転職で活かしてこそ、真価を発揮します。
資格を取得することが最大の目的にならないよう、十分にご注意ください。
以上、またお会いしましょう。