こんにちは、夢頭(ユメガシラ)です。
「新しいことを始めたくても不安ばかりが頭をよぎって、なかなか最初の一歩を踏み出せない…」
「新しいことに対しては、常に不安しかない…」
新たな環境になったり新しいことを始めようとしたりすると、このような悩みを抱えてしまう方もいらっしゃるかと思います。
当然ながら、新しいことには不安や失敗がつきものです。
その一方で、新しいことへの挑戦は自分自身が成長するチャンスでもあります。
しかしながら、不安や恐怖などのネガティブ思考が勝ってしまい、結果的に動き出せなくなってしまう方も多いかと思います。
果たして新しいことへの不安に対しては、どのように向き合っていけばいいのでしょうか?
今回はこの点について、書いていきたいと思います。
私も新しいことには、常に不安を感じています。
ただ、何だかんだで転職を4回した後に脱サラまでしているので、多少の参考にはなるかと…。
不安の感じやすさは生まれつき?
そもそも新しいことをポジティブに始められる人間と、不安でなかなか始められない人間の違いは何なのでしょうか?
その違いは、どうやら「遺伝」が関係しているようです。
脳科学の分野では、不安の感じやすさは遺伝子レベルで決まっていると言われています。
大雑把に言うと、遺伝子の型によって、
- 心のブレーキが弱いタイプ(楽観的になりやすい)
- 心のブレーキが強いタイプ(慎重になりやすい)
- その中間タイプ
という、3つのタイプに分けられるようです。
ちなみに日本人は、欧米人に比べて心のブレーキが強い(慎重になりやすい)タイプが多いと言われています。
これは、日本が自然災害(特に地震)が多いことが関係しているようです。
不安の感じやすさは遺伝子レベルで決まっているであれば、自分自身を卑下する必要は全くありません。
まずは、そこの意識改革から始めてみましょう。
ほとんどのことは失敗に終わる
さて、不安の感じやすさは生まれつきであるとしても、「自分は必要以上に不安になって、動けなくなってしまう」という問題には、どう対処すればいいのでしょうか?
動き出せないのには、何か要因があるハズです。
その要因とは、何なのでしょうか?
色々あるとは思いますが、動き出せない最大の要因としては、やはり「失敗したら、どうしよう?」という恐怖心ではないでしょうか?
この恐怖心こそが、大きな足かせになっているのだと思います。
しかし、安心してください。
ほとんどのことは失敗に終わります。
それが日常茶飯事なのです。
だから、大丈夫です。
数々の成功者達も「成功の裏には、無数の失敗がある」と、よくおっしゃっています。
とはいえ、取りざたされているのは『ドラマティックな大失敗』ばかりです。
実は、恥ずかしくて人に言えないような『しょうもない失敗』も数多く重ねてきているのです。
さらに、ユニクロやGUの柳井正氏は、以下のようにおっしゃっています。
「10回新しいことを始めれば9回は失敗する」
と。
柳井氏のような方でも、勝率は1割なのです。
であれば、我々の勝率はさらに低くなるのではないでしょうか?
9割以上は失敗に終わると考えることができれば、「失敗したら、どうしよう?」という恐怖心もかなり和らぐかと思います。
10回挑戦して1回でも成功すれば上出来だなんて、なんだか希望が湧いてきませんか?
確かにそうですね。
ただ、あなたが成功した姿を一度も見たことがないのは、気のせいでしょうか?
そもそも根本的にやりたくないのであれば、やる必要なし
さて、そこまで考えてみても、まだ新しいことに対して不安しかない場合もあるかもしれません。
その場合は、どうすればいいのでしょうか?
実は不安しか感じないことは、「そもそも根本的にやりたくない」ことである可能性があります。
であれば、やる必要はありません。
サッサと悩むのをやめて、他のことにパワーを使いましょう。
なにしろ「根本的にやりたくない」のですから。
そのようなことからは、何も生まれない可能性が高いでしょう。
問題は仕事や立場などの関係上、新しいことへの挑戦を避けられない状況です。
例えば、
- 仕事内容がガラリと変わる他部署への異動を打診された
- 見知らぬ国への海外赴任を打診された
- 時を止める吸血鬼を倒すべく、エジプト遠征を打診された
などなど…。
こんな状況であれば、「そもそもやらないという選択肢は取れないのではないか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そんなことはありません。
恐らくこれらを打診された時に、周囲からは、
「キャリアアップのために、必ず必要な経験になるから」
「この職場の中核になるために、あなたに越えてほしい壁だから」
「これがジョースター家の宿命だから」
といった感じの説得を受けるでしょう。
そのような説得に共感できる部分があるのであれば、失敗を恐れず挑戦してみてください。
しかし、全く共感できない、もしくは将来のビジョンが全く見えないのであれば、無理にやる必要はないため、丁重にお断りしましょう。
もしかしたら断ったことが原因で、その職場での出世の道が閉ざされてしまうかもしれません。
場合によっては、過度な冷遇を受けてしまうかもしれません。
しかしながら、そこまでしてその職場にしがみつく必要はあるのでしょうか?
仮にその職場での居場所が無くなったとしても、他に生きる道はいくらでもあります。
やりたくないことをやり続る苦痛は、想像以上に耐えがたいものです。
現時点で新しいことへの希望が一切見出せないのであれば、あえて挑戦する必要はないと思います。
そんな時は、ぜひやらない選択肢も検討してみましょう。
やらないという選択も、立派な決断です。
まとめ:時にはやらない覚悟も必要
最後にまとめておきます。
- 不安の感じやすさは生まれつきである程度決まっているため、自分自身を卑下する必要は全くない
- 9割以上は失敗に終わるものと認識する
- そもそも根本的にやりたくないのであれば、やらない選択肢も検討してみる
私も基本的には、「やらずに後悔するより、やって後悔する」ことを推奨します。
しかし、そもそも最初からやりたくないのであれば、無理してやる必要もないかと思います。
その時は勇気を持って、やらない決断も検討してみてください。
確かに「チャンスを自ら捨てる選択肢などあり得ない」という考え方も、一理あるかと思います。
しかしながら、新しいことへの挑戦が全てチャンスになるとは限りません。
最も重要なのは、やはり自分自身の気持ちです。
希望や将来のビジョンを見出せないものは、時にはやらない覚悟も必要なのではないでしょうか?
個人的にはそう思います。
私は何もやらない覚悟を決めました。
これからは勇気を持って、家でゴロゴロし続けることにします。
………。
以上、またお会いしましょう。